ドラムを叩こう!

音楽ってとても素晴らしいものだ。

聴いていると元気がでる。心が動く。耳から入った振動のくせに、活力になってみたり心のひだをゆさぶってみたり...。

なぜ人間はこんな風にできているんだろう。わからない。


楽器も素晴らしい。

演奏はなかなか難しいものだし、楽器の習得には時間もかかる。しかし、アンサンブルを通じて、会話では得られない人間同士のコミュニケーションであるとか、その人のまた違った中身に触れることができる。もちろんそれは自分自身についても言えることで、アンサンブルの中で演奏することで、頭で考えていた自分の像とは違う自分を発見することもできる。

自分にとって、ドラムは音楽という渦の中に入り込むことのできる、最大のチャンスだ。

ピアノを弾く人がいる。ギターを弾く人がいる。歌を歌う人がいる。自分はドラムを叩く。一緒になれたりなれなかったり。共有できたりできなかったり。

子供の頃から、音楽は身近にあったように思う。ドラムを叩くようになって、聴く音楽がドラム中心になってしまいがちで、自分で客観的に見てつまらないと思うこともある。でも、それでもよい。ドラムは音楽に触れる最大のチャンスなのだ。音楽はそれほど簡単でもなければ、難しいものでもないだろう。しかし、天気のようなもので、いつも晴れとは限らない。晴れも楽しめば雨も楽しむ。

音楽には聴く楽しみもあるし、自分で奏でる楽しみ、広がる音の世界や渦、ありていに言えばグルーヴ、に包まれる楽しみもある。

ドラムを叩こう!

音楽を楽しむために!

( 2005/10/07 )