スタジオに慣れる
今は大抵のスタジオが「個人練習」というシステムを用意しています。当日予約で、1名または2名程度であれば格安でスタジオを利用できるというものです。 これはなかなか便利です。 出先で時間があったり、旅で地方に行ったときなどに、空き時間があるとその地域のスタジオに入ってみたりすることもあります。地元の飲み屋にフラッと入るようなものですか。 スタジオによって、音の響き方、置いてある楽器とその状態、雰囲気などいろいろです。汚いところや綺麗なところ、高価なドラムセットの置いてあるところとそうでないところ、音の良いところやそうでないところ、落ち着く場所とそうでない場所などなど。 そういう状況が変わることは、あんまり望ましいことではないかもしれません。数十年後には、スタジオの建築法に革命が起きて、部屋の鳴りなどもっともっとコントロールして、状況に応じて変化させられるとか、そんな時代もくるかもしれません。ただ、現実的にいろんな場所で本番の演奏とかするようになると、特にドラムの場合、ホールやライブハウス、ステージによっていつもの自分のセットでも、全く違う聞こえ方がしたり、アンサンブルの具合が変わったりするものです。 難しい話はさておき、まぁiPodみたいなものを持っているならば、スタジオに入ったら自分の好きなスネアの音(の入っている曲)と、スタジオのスネアを比べてみて、必要であればチューニングをいじったり、ミュートしてみましょう。 えっ?チューニングやミュートのやり方がわからないって!?そりゃ大変です。今すぐドラムマガジンなどの雑誌を買って読んで勉強しましょう(笑) ま、そっくりそのまま同じ音になることは難しいでしょうけれど、基準を持ちながらスタジオの機材を使ってみることです。慣れてきたら、そのままの状態で叩いてみて、気持ちよかったらそのままとか。 一番良いのは、その部屋で、その楽器が自然に鳴るポイントにチューニングしてあげて、ナチュラルに演奏するのがよいことですが、それができるくらいならもう一人前ですね。
いろーんなスタジオに行ってみると、それぞれの長所や短所、そして身近なスタジオの良さがわかったりするものです。
( 2010/05/22 )
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