ライターのつぶやき:仮面ライター

私は、いつしか雑誌などに原稿を書かせて頂くようになりました。はじめて自分の文章が雑誌に載ったり、本になったりしてから、10年くらいは経ちましたか。

原稿書くのってホント大変です(笑)

仮面ライターってタイトルにしてますけど、覆面ライターでもなんでもいいんです。穴があったら入りたいの心境です。しかし、どうも私は他人から見ると、余裕があるように見えるとか、自信たっぷりとか、そんな風に見えることが多いらしく、「オメーが入るようなデカイ穴がどこにある!」と言われるのがオチです。

毎回一生懸命書いています。でもそれがダメなときもたくさんあるようです。

でも、楽しい面もあるのです。私はそもそもノンビリしとるので、レッスンをするとか、原稿ということにでもならなければ、言葉化するという大変な作業には自分から入っていくことはマレです。人と話をしているときに「どうしたら伝わるんだろう」と思うことってありますよね。そういうことの積み重なった部分が、原稿の言葉を考えているときに「そっか!こうすればわかるかも!」なんて気が付いてみたり。

演奏でも原稿でも講師でも制作でもどんな仕事でも、結局は伝わるかどうかという視点が見えてきます。なかなかうまくはいかないわけですが、その中心が感じられると、そもそも演奏じゃなくたって原稿じゃなくたって、顔の表情でも、メールでも、サイトでも喜びがあります。

そんな風に感じられるようになってきたことは楽しい面です。

( 2010/05/22 )