リコイルでネジ修理

 豊橋市南栄にあるシライミュージックの白井トシちゃんがこんなブログ記事を書いています。→「ドラムのハードウェアのネジを修理(mixiページ:要mixiログイン)
 ツイッターだったと思いますが、少し前からこの「リコイル」「ヘリサート」というものを、浅草コマキ楽器の西尾さんからだったか、トシちゃんだったか、教えてもらいました。で、ものすごく高価というものでもないのですが、ネジひとつ直すのには...という感じでちょっと二の足を踏んでいたところ上の記事を読んで俄然やる気満々に。

 今回直したのは、スネアスタンドのM8のボルト部分。ネジ山がイカレちゃって、そこだけのために捨てるというのはもったいない。鬼目ナットを打ち込むという手もあるのですが。まずは潰れたねじ山の部分を8.4mmのドリルで拡大しきれいにします。そしてそこにタッピングビスでネジを切ります。ここにリコイルのパーツが入り込んで、M8のねじ山になるという寸法。

リコイルの道具。右からリコイルのパーツ、タッピングビス、8.4mmのドリル、リコイル挿入具。

修理前。中でネジ山がつぶれてます

8.4mmドリルで穴を開けます。

タッピング開始。

あまり綺麗じゃないですが...

 さて、リコイルのパーツはバネみたいになっとるんですが、これを挿入してツメ部分を折るとできあがり...の筈がちょいと紆余曲折。なんとか入ってM8のボルトを入れてみるが途中で回らなくなるなど...。結局グリス少々使ってうまくいきました。かなり強めに締めてみたりしましたが、とても良い感じです。あとはしばらく使ってみて耐久テストですね。しかしせっかく道具を手に入れたので、修理魔になりたい!壊れているスタンドありませんかぁぁぁぁ〜的な。

挿入具にパーツを挿入し回しながら注入して見ましたが、この外側は外すというに使うもの???よく調べてから使いなさい自分。

なんだかんだで入りました。余った部分があったのでカット。ええんかな...。

裏側からみるとこんなかんじです。

完成!良い感じです!ネジが古い!とかいう人は昭和世代!

( 2011/10/02 )