目玉焼き丼

子供の頃からよく食べました。

目玉焼きを焼く。タマゴはふたつ。フライパンを一度よく熱して、少しさます。贅沢にバターといきたい。マーガリンならばサラダオイルのほうが。ごま油でもなかなかオツ。タマゴを割り入れたらふたをして、ジリジリしてきたら大さじ一杯くらい水を入れ、軽く蒸してやると、黄身の表面が白くなって私好み。しかし、黄身に火を通しすぎてはいけない。あくまで半熟で。

どんぶりに飯を。あれば海苔をちぎって敷く。こうすると、海苔が油を吸ってくれるのでご飯がベチャベチャにならない。あまりに良い海苔を使うと、海苔の香りでタマゴが負ける。タマゴも高級ならよいかもしれないが、それならばもっとちゃんとした料理を作るべきかもしれない。

目玉焼きをどんぶりに。フライパンに残った、やや焦げたであろうバターもかけてしまう。あとは醤油をかけて食べる。あぁ、このフライパンに残った油に醤油をたらしてソースとするのもよいかもしれない。

油を吸った海苔は、もはや海苔の風味などなくなってしまうが、ジャンキーなうまさがある。

黄身をつぶし、ご飯に混ぜながら、しかし、どれくらいのバランスで黄身を消費していくのか、それはその時々である。ご飯が余って寂しい思いをすることもまた楽しい。

野菜をまったく使っていないので、食べた後に体が重くなる。タマゴは一個でいいのかもしれない。

ごちそうさま。

( 2005/12/26 )