甕雫(かめしずく)

宮崎の焼酎です。

宮崎在住の関屋さんというドラマーから教えて頂いたものです。

カメに入っていて、竹の柄杓が着いてきます。
なんというか、ゆるゆるのお酒です。もちろん味が薄いというわけではなく、芋の甘みが感じられて、アルコール度数は低いようです。

言うならば春の花見の時期にピッタリです。およそ一般的に酒というものが持っている強精剤というか発憤剤的なイメージとは反対で、非常に脱力できます。ふにゃふにゃになれます。

私の祖先である山村は宮崎であって、子供の頃は宮崎にもよく行っていましたので、このお酒を呑んで宮崎や延岡を思い出すと、実に自然なんですね。

あの頃、自分が酒が飲める年齢だったらどんなによかったことか...。ちょっと懐かしくも、切ない気持ちにさせてくれるお酒です。

( 2005/12/04 )