かっぱ巻き

 モノ好きだね、と言われるかもしれないが、寿司の中で一番好きなのはかっぱ巻きかもしれない。

 もちろんかっぱ巻きだけずっと食べてるというわけでもないが、もういつまで経ってもテレビとかでやってるでしょう、デカイネタが乗ってるとかそういうやつ。あんなの全然うまいと思ったこと無い。握りは小ぶりが好きだし、おにぎりに刺身のせたみたいなのは食べにくいしどうなのかなと。

 別に寿司に文句を言いたい訳ではなかった。かっぱ巻きってすごいと思うんですよ。きゅうりですよきゅうり。そして寿司飯と海苔。店によってはきゅうりを細く切って胡麻をあしらったりするようなところもありますね。でも、1/4に切ったくらいの太くてゴロゴロする感じでいい。ひらめとか鯛とかまぐろとか、いくらとかうにとかじゃないんですよ。でもああやって巻かれたやつをひょいと口に入れると、なんとも言えない満足じゃないですか。これって凄いことです。ここにこそ寿司という食べ方の凄さがあるなぁと。

 海苔の香り、キュウリの爽やかさ、ポリポリシャクシャクとしつつ、海苔とご飯に包まれた温かさ。よいわさびが入っていれば、さらに旨さ倍増です。寿司屋のシメには必ず食べちゃいます。

( 2009/02/03 )