＜始めに＞
そもそも、ここは私の人生に関わる人達を紹介しようという場所なのですが、いきなり身内からで申し訳ありません。いろいろ考えまして、まぁ悪いことではないかなと...。

山村牧美は、私のオヤジです。

私がドラムを始める前に他界したため、私の音楽生活には直接の関係は無いと言った方が正しいと思います。また、うちのオヤジからしてみれば、あの当時小林よしのり氏の漫画「東大一直線」にそっくりと言われていた、黒縁めがねの運動音痴のふとっちょ中学生だった私がドラムをやるなど、考えもしなかったことでしょう。まぁしかし、オヤジの存在がなにかしら自分の音楽活動に影響を与えていると感じています。

この人がいなければ私は生まれなかった。もちろん同様に私のオフクロもいなければ私は存在しえなかったのですが、オフクロ様は元気で自分のホームページなんかも持ったりしています。こちらは余計なこと書いてアレコレ言われないようにしとこう。

彼の存在を知る人はどれほどいるだろうか。
男として、大人として話しをする前に、亡くなってしまった。
広告代理店の名刺を持ち、CMを作っていた。自分もちゃっかり画面に出たりしていた。

どんな人だったんだろう。
私は、ずっとそう思いながら生きてきている。

こればかりはどうしようも無い。
今、目の前にひょっこり現れることがあっても、話があわないかもしれない。喧嘩ばかりかもしれない。それでも。

自分の息子とは、なるべく話をしたいと思う。
なんとか長生きしなくてはいかん。

牧美と牧人