makito's voice

2000年08月17日
徳島ラーメン

  • 人間最後まで諦めてはイカン。そう思って朝の徳島、AM10時からオープンするとガイドブックに書いてあった、なんとかという有名なラーメン屋に行くことを決意する。徳島駅から近い。フェリー乗り場には10:30に行けばよいというので、これならばなんとかなるだろう。鳴門市内から徳島駅に着いたのが9:00。スダチやらおみやげを買って、いなたい本屋で時間をつぶす。で、徳島の旨い店をあつめた本があったので見てみると、ありゃりゃ、今から行こうと思った店が10:30からと書いてあるではないか!もう、なんだか俺に徳島のものを食わせないという悪のフォースが働いているとしか思えない(@_@)
  • しかし、やはり人間最後の最後まで諦めてはイカン。そう思ってガイドブックを、しかも本屋のレジの目の前でいぶかしげに見られながらも、10時からやっている店を探すべく目を皿のようにして探す。すると、「どんぶり」というページに、なにやら丼にワカメを敷き、その上に鯛が乗った写真が!おおこれじゃ、こういうのが食いたい〜。で、時間を見てみるとなんと朝8時からやっている!これはもう天の助けじゃ。やはり最後まで諦めなくてヨカッタ。で、場所はと思うと、鳴門駅の近く.........................................................................................。
  • 鳴門市に泊まることになったおかげで昨晩は飯も食えず、今朝はガイドブックを信じて朝から徳島に戻れば、開いていたのは鳴門市の店。もちろん、その店だって行ったら開いていないかもしれないが、なんちゅーか。ツモってもツモってもじぇんじぇんテンパイの匂いもしない場のようである。
  • 人間諦めが肝心である。もう諦めた。徳島駅の近くのラーメン屋も、行ってみると10:30となっている。これにこだわって出航11:30のフェリーに、11:00過ぎに手続きに行くのもよい思い出になるであろう。しかし、もう疲れちった。で、フェリー乗り場、これもまた道を間違えながら朝の渋滞に揉まれながら到着し、ややもして乗船。久しぶりのフェリーの2等は、満席とはいいつつもそれほどヒドイ状態ではなかった。
  • 早速なんか食おう、と船内のレストランに行ってみると、12:00から昼食オープンとある。どこまでいっても食い物にスムーズにありつけなさそう(笑)仕様がないので寝て待つ。そろそろかと思って行ってみると、私と同じであろうハラペコ軍団がレストラン前に列を作り始めたので、並ぶ。レストランがあくと、トレーにいろいろ載せる。食う。たいしてうまくないが、ありがたい。その後3時間ほど寝て、今度は18時の夕食の時間にまた並んで食う。
  • 自分はこんなに食いしん坊だったのかと思いつつ、このやるせない気持を埋めるには、5時にお台場に着いたらそのまま築地に行くかとすら思っていたのだが、この夕食はそんな私を救ってくれた。フェリーに乗ったことがある人なら知っていると思うけれど、ああいうレストランではセルフサービスになっていて、トレーに自分の好きなおかずやらを取っていくというようになっている。この東九フェリーはそれほど大きなフェリーではないが、まぁレストランの品数はそこそこある。で、夕食にとったのが刺身の皿。鰹のたたきと、タコ。あと、魚のフライ。まぐろやらタタキは期待もしないが、タコはナカナカにうまかった。そしてフライ。これは、フライ自体も旨いけれど、テーブルに置いてあったソースが、なんだかうまい。これは以前聞いたことがある、徳島に住んでいた人がいう、東京都は一寸違うソース、というものだろうか。そんなこんなで満腹状態になった私。これでこの旅もどうやら終わりのようだ。