makito's voice

2001年02月02日
休み

  • 岸田屋は今日も休みだった。裏へ回ると家屋には電気がついており、郵便屋が「岸田さ〜ん、郵便で〜す」と何度も家の中へ声をかけていたが、誰も出てこなかった。このまま店が終わってしまったらどうしようと思いつつ、俺の舌には確かな味の記憶が残っている。あぁ、まじでモツ煮込み屋でも始めようか。
  • では魚三でも行くかと門前仲町へ。魚三は激混みで、とりあえずすぐ裏にある浅七へ。ここもなにやら有名な店で、客の自由を許さず、つまみは酒を旨く呑むためのものだけと限ってある。ま、マナーの悪い客に辟易してそうしているんだろうけど、結局は俺の隣の酒蘊蓄オヤジみたいのが、吟醸酒はなんたらで純米はなんたらで、でも酒は一般的なものであるべきでうんたらで、そこんとこどうなのなんて、店主もちょっと呆れてたりして、儂は立山と〆張鶴を呑んで30分くらいで出る。焼き味噌とタコが実にうまかった。また酒の保存状態がよく、五月蠅い客がいなければもっと旨かったなぁ(笑)
  • 深川飯を食べてみたいと思いつつウロウロしてみるがなんだかよさそうな店は無い。そういえば清澄通りを森下の方へ向かう途中に、魚三の支店があったはずだと思い、テクテク歩いてみた。途中「にこみ」という提灯に惹かれて一軒入ってみたが、まぁまぁな感じで、10分で店を出る。そしてまたテクテク歩く。冬の夜空を眺めながら、冷たい空気を感じながらの散歩はナカナカ楽しく、清澄白河のあたりになると、魚三が見えてきた。しかしやはりいっぱいで、そのまま歩いて森下まで到着。京金がまだ開いていたので入る。すぐ後に来た客は断られていたので、ちょうどよいタイミングだったようだ。田舎蕎麦を食べる。京金は随分久しぶりだ。あぁ、こんなつゆだっけと思いつつ食う。なかなか旨い。で、そば湯。これが実に旨かった。あぁやはり人気の店だなぁと関心。長居は無用と、蕎麦をかっこんで15分で出る。こんな風にサッサと店を変えるテンポ感もよいものだ。
  • うちの近くにある「ひるま豆腐」のファンが一人増えた。以前からいっとろうが。うまいって。しかし、ここの豆腐はマジで旨い。みやこ豆腐もいいが、ひるまさんの方が好きだったりする。優しくて甘い味。そのうち爆発的に有名になったりして。