makito's voice

2001年04月14日

  • なかなか仕事のことがまとまらん。うむむむっ。
  • 果物のように、カプッとかじりつくと汁がしたたるような。このところ岸田屋はおろか近所の畑にも行けずじまいだったが、昨日はひさしぶりに大根や野セリなどを買う。したら大根がうまい。夏のスイカのようなうまさ。
  • 美味しんぼで有名なみやこ豆腐を買ってきて湯豆腐をやってみた。ついでにうちの近所のひるま豆腐も買って、比べてみようと思った。みやこ豆腐は、使っている水がとても良い。凛としてキリリとしている。その中に、豆腐が鎮座ましましている。湯豆腐にすると、鍋の中でたわわとなびき、レンゲですくうと、やわらか〜くプルルンとしながらも、切れそうで切れなくてついには切れる。なんのこっちゃ。味は純というか朴訥というか、懐かしい感じである。次にひるま。まぁ2番目というのは分が悪いかと思いつつも、心の中ではなにか待ちわびている...。そろそろ暖まったな、というところでレンゲですくう。口に入るその寸前、豆腐の香りが何かを覚醒させる。口に入れる、その瞬間にぱぁっと心が開く。いろいろなことを思い出した。こどもの頃、延岡(宮崎県)のばぁちゃんの家に入った時の安堵感、大人達が集まってワイワイと酒を呑んで飯を食う賑やかさと暖かさ。
  • ひるま豆腐に感じるものは愛だな。そういう結論に達した。言うなればスティーヴガッドのドラミングだ。1丁140円の幸せ。これはグルメでもなんでもなく、身近に真剣に仕事をしている人がいるということに対する尊敬と感謝なのだ。と、もうひとりの海原雄山も言っていた(笑)
  • >勿論手ぶらでは行きませんぞ。ニヤリ。でも次の日じゃなぁ(笑)