makito's voice

2001年12月10日
間部マナブ

  • ブラジルのピカソと呼ばれるマナブ・マベ(間部学)という画家の絵を見た。以前ブラジルに行ったときにブラブラと美術館とか展示会とか見て回ったときに、大胆で力強く彩度の高い色使いの絵が多くあってとても印象的だったのだが、マナブ・マベの絵はその時の印象を更に上回る、一言で言えばショックに近いものだ。なにがなんだかわからないけれど、とにかく鮮烈で、決して軽くなく浅くなく深すぎず。それは画集だったのだが、ホンモノを見たい。あぁ見たい。
  • 手作りの岩魚の薫製というものを戴いた。これ、栗田風に言えば実に野趣溢るるもので、もう酒を呑むしかないと言うもの。飯というものは「これ食って元気出すぞ」「腹一杯食って頑張って労働だ」というものではあるが、そう言う意味ではこれはもうまったく逆である(笑)薫製の具合が実に良く、身もホロホロと旨い。画像右手前にあるのは九州のもので、これまた海草から作った寒天のようなもの。テングサではないらしく、岩場で採れるものだとか。味がついていて、ちょっと煮こごり風。こうしたものを口に運んで日本酒をグビッとやると実にすばらしい。日本の文化ここにありだ。他にも手打ち蕎麦やら野菜やら頂いて、実に嬉しい食生活だなー。皆様のお心に感謝。