makito's voice

2002年07月10日
ビバ北千住

  • ドラムマガジンに連載しているセミナーの打ち合わせが日時変更になり、一緒に原稿を書いているヨージローと、飯を食いながら事前打ち合わせを深めようと言うことになった。今日は午後からはもう台風の香りプンプンで、雨が強く降ったりやんでみたり。どこか手軽なところで済ませつつ明日に備えるかと思っていたのだが、思い立って北千住へ行ってみた。先日、事務所でアドマチック天国という番組で足立区を取り上げているときのビデオを見せてもらったのだが、以前から噂にきいていた串揚げ屋が登場し、ちょっと行ってみたくなったのであった。
  • 結論から言うと、イヤー!北千住素晴らしい!結局4件ハシゴしてしまった。まず、北千住西口をでて左、串揚げ屋「天七」、すぐとなりの「永見」、そこからちょいと北西に歩いて、名代モツ煮込みで有名な「大はし」、はす向かいの「バードコート」と、なんとも半径数百メートルの中で食いまくったのだった。しかし時間にして2時間強、実際に呑んだ量は中生ジョッキ1杯と瓶ビール、日本酒一合、とおとなしいものであった。
  • まず天七。立ち呑みの串揚げである。大きな暖簾をくぐって店に入ると、のんべえなオヤジがワラワラとカウンターに向かって立ちながら飲み食いしている。豚カツ、牛カツ、玉葱、キス、アジ、レンコン、エビ、茄子、チーズなど食べた。カウンターの中には注文をきくオヤジが2〜3人、油の前にかかりっきりが一人てな感じで、注文するとすぐに揚げ、上がるとすぐに目の前に並べられる。揚がったばかりなので、串を持つと熱い。油はそこそこの油を使っているようで、どれも比較的アッサリとしてヒョウパクヒョイパクと食べてしまう。どのネタもうまかったが、チーズなんてのも実によかった。値段も安く、立ち呑み故に食い終わるとすぐに店を出る身軽さもいい感じ。ただ、注文は一人分2串からなので、一人で行くと同じ具を2本ずつ食べることになる。2人以上で行って楽しみたいものである。
  • 次は、その並びの「永見」という、古くからある飲み屋。2階の席に座ったが、店の雰囲気がたまらなくいい感じ。その場にいる、ということでかなり満足してしまった。カツオ刺し、山芋、柳川など。どじょうもうまかった。ここで打ち合わせに関してはかなりよいアイデアが出て、30分もしないですぐに出た。いやしかし、この店の雰囲気はいいです。
  • 北千住駅から西にまっすぐ延びる道を進み、最初の信号を右に曲がってしばらくいくと、左にあるのが「大はし」。ここは以前行ったこともあるが、筋金入りの大衆酒場っちゅうかんじである。320円のモツ煮は、まぁなかなかのものです。正直に言えばやっぱ岸田屋行きたくなるけど。
  • 最後は、大はしのはす向かいにある「バードコート」。ここは、最近阿佐ヶ谷から銀座に移転したバードランドで働いていた人が始めた店で、奥久慈の軍鶏を食わせてくれる。さすがにボンボチなどはすべて売り切れていたが、正肉皮付きで実力は充分に計れる感じ。皮はパリパリ、肉は歯ごたえたぷりで旨い。軍鶏の温玉もこれがたまごの味だよなーという感じで、最後に雑炊まで行ってもう満足。若者と一緒だったこともあって、こんなに回ってしまったが、さすが足立区北千住、かかった金額は普段相棒と呑み食いするときに比べて1.5件分っちゅうくらいなのだった。みなさんもどうぞ北千住、そして足立区へ来てみてね〜。