makito's voice

2002年09月23日
グレッチ

  • 昨日は、出先にグレッチのセットがあった。茶色のオイルステインみたいなやつで、ヘッドはクリアのダブル系。ベタベタにローピッチな状態で、強めに張ってはみたもののヘッドのコンディションも含めてイマイチ。で、結局ほぼそのままの状態で使ったのだけれど、いやぁ、やっぱりグレッチっていいわ〜。
  • 先日のハービー・メイソンもグレッチのブロードキャスターだかなんだかだったが、いやぁ実に素晴らしいプレイだった。スネアのアタック、キックのダイナミクス、音楽的なアーティキュレーション、どれもただ音符を真似してみても無意味であろうという、「ドラムを奏でている」というものだった。正面にセッティングしたチャイナシンバルをやたらと使いながらも五月蠅いと感じさせないし、スネアもかなり強くショットしているものの、音の伝達がメチャメチャストレートで速く、実に快感なのであった。
  • 今日叩いていて思ったのは、叩く強さによって、音色が豊かに反応すること、そしてシェルの鳴りが気持ちよく叩き手に伝わってくることだ。叩く強さによって、段々とゲートが開いていくという感じで、グレッチの人気が高い理由をしみじみと感じてしまった。ジャズ良し、ロック良し、素晴らしいなぁ〜!!!