makito's voice

2002年11月18日
偽札

  • 今年の夏に、事務所のロビーで雑談をしていたときのこと。洗ったばかりのズボンのポケットに何か入っているなと思って手を入れてみたら、ナント1万5千円もの大金が!その場にいた若者ドラマーと「うお〜!これで呑みに行くかっ!」などと、自分のずぼらさはそっちのけではしゃいぎつつ、こんなことではいかん、もっとお金を大事に大事に...と財布に入れようとしたのだった。しかしそのお札は、何度かの洗濯を経験したしたものと思われ、結構クシャクシャであったので、手でゴシゴシして広げてみた。そして財布に入れようと、入っていたお札と揃えてみたところ、どうにも違和感がある。「?」。ピン札に近いお札と、洗濯されてくしゃくしゃになったお札。揃えようとしてもパシっと束のようにはならない。もちろん合わせて2枚ではもとより札束なんて呼べる物ではないが(笑)しかし、やっぱりなんかおかしいのだ。で、よく見てみると、あきらかにサイズが小さいのだ。上下左右、確実に1mm以上の大きさの違いがあった。「縮んだのかなぁ...」そんな風に話しながら、ちょうど事務所に入ってきたスタッフやらとも話しつつ「ニセモノだったりして...」「でも、透かしもあるし...」そんなことを話しつつ、いくら洗濯したって、札に使われているような高級な紙が、ミリ単位で縮むことはないだろうという思いを残したまま、いつしか話題も変わり、自分もすっかり忘れて、いつしかそのお札も飲み屋かなにかで使ってしまっていた。
  • 昨日、肉まんを作ろうと思って近所のスーパーに行き、レジで支払いを済ませると、壁に貼ってあるものが目に飛び込んできた。「ニセ札に注意」。まぁ、特に珍しい物でもないという感覚ではあったが、チラリと読んでみると「偽札の特徴:本物よりサイズが小さい」と書いてある。ガビーン。その他の特徴を読んでみても、どうやらその、いつぞやの札はその特徴を満足してしまっているのだ。うーむ。で、考えてみたが、万札というのは、これはお釣りでもらう類のものではない。となると、銀行か、事務所で受け取った金か...。もちろん証拠もなければ、もう使ってしまっているので、それが実際はどうだったのかはわからないが、あのとき「スキャンしてホームページに載せようか」なんて思ったのを実行していたら、札の番号でわかったかもしれないと思うとちょっと複雑な気分なのだった。
  • で、作った肉まんの画像です。包み方や蒸し上がりの皮の具合がなかなか難しいですが、いやぁ、実に美味しかった!左から、第一号、第2号、そして豚角煮まんとごま餡まん。