makito's voice

2005年03月11日
スーパー・シャッフル

  • わはは!すごいねコレ。似ているとかそういう問題じゃなくて、同じじゃないの(笑)でも、FMラジオがついていて、Voiceレコーダーもついている。iPod Shuffleに見せておいて、実はレコーダー、なんて使い方もできるわけだ(^^;)しかしだな、これ、本当に作ってんのかなぁ。売名行為なんじゃないのかしらん。だって、こんだけそっくりに作ったら、どうしたって差し止め食らうだろうし、製品写真がそっくりなんだけどこの画像だけだし、他の製品のページも読めなかったりする。要はサイトにアップしただけのネタで、ニュースになれば一挙に知名度は上がると...!?
  • 今日、iPod Shuffleのどこがいいのかっていうのを事務所の連中と話した。彼らはすでにあれを使っていて「なんだかいいんですよ」という。「冒険のある人生を」とアップルは言っているが、本当に自分の知らない音楽がかかるわけではなく、自分のコレクションの中からあれやこれや飛び出すのが楽しいと言う人もいる。いやいや、あの良さを私が認めないということでもなく、自分もiPodの便利さを他人に如何に伝えるかを考えると、結構うまく説明できなかったりする。その価値観って言うのが、いわば、広告文章的な表現の外にある種類の快感なのかも知れない。
  • そういやぁ企画とか開発ってものは、今までの流れから言えばそうした広告やマーケティングの中から生み出されてきていたりするわけなんだろうけど、そういう論理に慣れすぎてしまって、そういう説得力の中でしか製品が作られてきていないんじゃないかと。そうでない価値観をうまく表現できないというよりは、説明できる価値観ばかりが取りざたされてきた結果、いつしか気づかずぬうちにそういう表現以外には見向きもしてこなかったことで、より世界が狭くなっていて、しかもその理想的な筈の製品がSONYなんかから出ても「やっぱりこんなのが出たか」なんて頭で納得しているだけで、実際には使う方向で体が動いていない、と。雑誌なんかも同じものを感じる。広告のクライアントが腰を上げる方向でばかり企画するものだから、本当に楽しいものとかが無くなってきてしまう。
  • iPod Shuffleって、言ってみればB級グルメの音楽版なのかもしれないな。「もんじゃはなにがそう美味いのか」と聞かれても答えにくいが、やはり食べるとうまいものだし、なんだかんだ食べに行ってしまう。その手軽さとか、目線の高さとか、そういうところが似ているのかもしれない。「スナック菓子のように音楽を」「カウチポテトを決め込んでさながらビデオのような人生を」...。なんつって。まぁ、最近のアップルの製品って言うのは、結構環境には優しくない面を感じていて、ポリカーボネイトとか、ああいうものはリサイクル製に優れているものなのだろうか...。iPodにしろiPod Shuffuleにしろ、バッテリとかも積極的に交換するような作りになってないし...。B級グルメ的使い捨てにならなければいいんだけど...。あらあら、いつしか批判になってしまっている。mp3は音楽のマクドナルド化なのかもしれないな...。しばらくiPodを買うのはやめておこう...(笑)
  • まぁ何が言いたいのかって言えば、うまく説明できない価値観っていうのが存在することがとても楽しい。それでもって、自分の価値観って、結構そのもっと向こう側の、ひょっとしたらC級D級のものなのかもしれないと思うと、楽しいような恐ろしいような(^^;)本当に豊かな生活を築き上げるために、なにかをしなくてはいけないと感じるなぁ。