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2006年04月02日 我が心のドン・アライアス
ドン・アライアスの訃報。あまりに突然で言葉が出ない。
ジャズ界はただならぬ悲しみに包まれてしっていることだろう。詳しいことはほとんどわからない。donalias.comによれば2006年3月28日とあり、YahooのMusic Newsでは30日とある。何がどうなったのかはわからないが、とにかく悲しくてたまらない。
ドンは昨年も来日し、ドラムマガジン誌上でも素晴らしい姿を見せてくれていた。私が見たのは、一昨年だったか、ブルーノートでのサンボーンのステージだった。得も言われぬ存在感、ここぞという場所に的確に入るパーカッション・プレイ。ドンの演奏には香りのように漂う何かがあって、圧倒的な音数や難解なフィギュアを使わずとも、超絶テクニックを凌駕する知性と、そしてそれと同等の野生を持ち合わせていることを、コンガの一音で聴衆に知らしめてしまう。
書けば書くほど陳腐だ...。本当に残念です。
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