makito's voice

2006年06月09日
カレー

  • 先日の郵便ポストへのカレー投函事件の後、我々は極秘裏に調査を進めていた。あのカレーは一体誰がどのような目的で作ったものなのか?あのごく僅かな量しか入っていなかったカレー・ルーには一体どのようなメッセージがこめられていたのか...。
  • 調査が進むにつれ、我々はこの事件の裏にあるひとつの出来事が絡んでいることがわかった。そしてそのことが、我々を実に重大な局面へと導いていくのであった。
  • 千葉県柏市。その場所に事件解決のヒントは隠されていた。この柏に、とある有名なカレー屋が存在していたのだ。その名も「ボンベイ」。実はこの店、カレー好きならば聴いたことや見たことや食べたことや何度も行くであろう店であった。ところが、この店は昨年惜しまれながらも閉店してしまった...。
  • そして、このカレーを日常の習慣としていた男がいた。彼はカレーが好きだったのかそれもとボンベイが好きだったのか、よくわからないほどにボンベイのカシミールを食していた。閉店後、彼は彷徨った。日常の中で堆積するストレスをカシミールで払拭し新たなる活動意欲を手に入れるという手段を失った彼は、以前から行っていた自作カレーの研究を更に推し進め、それをボンベイのカシミールに代替するということ以外に自分を鎮める手段を持っていないのだった。
  • 某月某日。彼は手応えを感じていた。「俺は店を開いた方がいいんじゃないのか...」とすら思ったようであった。そのことは、ポストに投函されていた物体から感じずにはいられないある種の「念」がそれを私に教えてくれるほどであった。開いてくれると俺も嬉しいが。そうして出来上がったカレーは、その実力を知らしめるために、我が家のポストに投函されるということになったわけだが、量が少なすぎて判断できないという事態に陥ったのだった。
  • そして、それから数週間後の某月某日。我が家には寸胴鍋が到着していた。ビールを手に待ちかまえるハイエナ達。鍋の蓋を取ると、そこにはかぐわしい香りが。サラサラとしたルーの中に、ゴロゴロところがる肉。素晴らしい。用意されていた白飯とターメリックライスにかけてザブザブと食う。うめ〜!そしてまた、用意されていたうどんも入れてみた...。これはまぁまぁ。というか、今回うどんの出来がイマイチ...。

    カシミールをもう一度!

    麺匠で打ちました。玉の出来上がりは良かったのですが、どうも茹で方が...。う〜ん。

  • という具合で、ボンベイ無き今となっては、このカレーがまさに鎮魂歌ということができるだろう。個人的には、あとカラメル系の色合いが欲しいかと思う気持ちもあるが、実のところ食べさせてもらっただけで、どうやって作るのか知らないのでした(笑)あ〜ん自分でも作りたい〜。え?上野のデリーでいいじゃんて?いやいやちょっと違うんじゃ〜?戸塚のボンベイ、あすこは私は好きです。しかし彼はまだ行っていない様子。なにより足立区からでは遠い。近くにあったらなぁ。
  • まったくもって意味不明な日記ですな。たぶん世界に3人くらいしかわからないのです。ごめんなさい。それにしても、このところ絶不調です...。腰やら背中やら脇腹やら膀胱のあたりやら目やら口やら、体中アチコチいろいろ出てます。ううう...。
  • 青木智仁氏の訃報。心不全とのことですが、大変に残念です。ご冥福をお祈り致します。