makito's voice

2007年01月20日
テンポベクトル

  • 演奏技術の難しいものとして、変拍子やメトリック・モジュレーションってのがあるけれど、テンポの変化を表すベクトルを演奏の中で定義できたら、変速グルーヴとか変速拍子というような表現の中でのユニゾンが可能になるのかもしれない。加速度っていうのは微分だったか。リニアな変速は、打ち込みであればテンポチェンジを入れればいいわけだが、二次曲線的な変速を表す数式に値するテンポチェンジは、パフォーマーなんかではコンティニアスデータだったか。あれは結局は曲線を細かい直線にしたものか...。こういうものを人間が感じるには、今のところは絶対テンポ感を持つか、超細分化したシフトまたはモジュレーションの技術ということになるのだろうなぁ。テンポを分速5小節とか秒速2拍という速度で表すのもひとつの出発点かもしれない。ベクトルを表すテンポ表記と、それを演奏場に実現する方法は、意外と身近にあるのかもしれないし、もしくはどこぞの天才が編み出すのかもしれない。a=dv/dt。a=d(テンポ80)/d(12拍)。単位は秒/毎拍毎拍。つうかもう考えてる人いるかもしれないけど。世はダンサブルな音楽だけでなく、激烈な脳内刺激を求める面もあるのだし。