makito's voice

2007年11月22日

  • 今日は朝から学校へ行き、夕方に家に戻り家族で晩飯を食った後、また出かける。日が暮れる頃に街を歩いていると、好きな風の匂いがしてくる。肌寒くシンとした空気、微かにスモーキーな風の匂い。こんな一時が、実は一番幸せなのかもしれない。なぜかといえば、そういう事に気が付ける状態であるから。以前にも書いたけれど、あと何回こういう気持ちになるんだろうとも思うし、自分の息子もこれから何度となくこの匂いに触れながら年を重ねていくのだろうと思うと、自分もいつか風になるのかもしれないとも思う。と、ここで千の風に〜を持ち出すつもりは無い(笑)風は何かを伝えているのかもしれない。自分の子供や嫁さんや、家族や親戚、友人や知人や仕事仲間、そして見知らぬ多くの人達に風は吹き抜ける。それは実は同じ風を受けるという意味では共通体験だし、コミュニケーションを含むのかもしれない。今日は暑かったね、寒かったね、風の匂いがするよ。そんな話をできることが実に豊かなのだと思う。地球が人間にとって生きやすい場所であったかどうか、そしてこれから生きやすい場所なのかはわからない。でも、人間は地球が生きているひとつの部分なのだろう。風は何を伝えているのだろう。感じる力を無くしたとき、人間は地球の一部でなくなって、生きていけなくなるのかもしれないなー。
  • とかそんなこと言ってないで、さっさと出かけよう。今日は片付けが待っている。