2007年12月31日
毛ガニと2007年締めくくり!
さて、あと数時間で今年も終わりです。我が家の大晦日は、昨晩の残りのおでん(笑)と毛ガニ。イエー!毛ガニおいしやおいしや毛ガニ。ところが解凍するタイミングがちょっと遅くなってしまって、まだちょっと冷たくてシャリシャリなところも(笑)毛ガニっていうのは殻の棘が痛いんですよのぅ。しかしそれを頑張ってほじっていくと、実にウマイ。甲羅をガパっとあけてミソをムシャムシャ。ウメ〜!獺祭とあわせて呑めばもう極楽です。まぁちょっとお腹冷えましたが(笑)この蟹は、リズケンの生徒さんの親御さんが北海道で漁師をやっているということで送っていただいたものです。うっうっう...こんないい思いしたのあまりに嬉しくてつい涙が...。それにしてもうちの息子は昨日の築地に続いて蟹もオカワリーオカワリーとかいいながら食っています。「淘人はね〜カニ好き〜」とか言ってますが、キミが大きくなって余所でそんなこと言ったらとーちゃんは恥ずかしいよ。今のうちにたんとお食べ。たぶんこれからこんなもの食べられなくなってくると思うよ〜!てな感じです。
カニカニ。

毛ガニはミソがうめー。

酒は獺祭!寒造早槽っつのもあります。文句なし!
今年は私にとっては長〜い一年でした。3月に(株)ケンミュージックの社員を離れ独立事業主になるという出来事がありました。もちろんクビとか喧嘩とかではありません(笑)そしてその直後に湧いたドラムマガジンの連載。初心者向け、中級者向け、上級者向けのセミナーを監修しつつひとつは自分で書くという状態。2週間くらいが3ヶ月くらいに感じられることもありました。スタンスの変化が自分に与えたものは計り知れないところがあります。無論ケンミュージックやリズケンの関連はたくさんお世話になりつつ、全般的に演奏やライター、講師で忙しくさせていただきました。関係諸氏には本当に感謝するばかりです。まーハッキリ言ってオイラごときはもともと風が吹けば飛んでしまうようなものではありますが、今年は人の心の動きが少し深く感じられるようになったことが嬉しくあります。そしてそれに伴って演奏も深く感じられるようになりました。これはたかだかこの1〜2ヶ月のことですが、実に嬉しいことです。来年はこれをうまく形にしていきたいものですが、まぁどうせマックだのデジカメだの酒だの飯だのとサボって一生終わることでしょう(笑)我ながらこんな一年の締めくくりはねぇなぁ。皆様どうぞよいお年をお迎えください!世界中に良い一年がやってきますように。
2007年12月25日
滅びの美学
こんな記事がありました。
物語の主人公ネロと忠犬パトラッシュが、クリスマスイブの夜に力尽きたアントワープの大聖堂で、27日に上映される。
映画のタイトルは「パトラッシュ」で、監督はディディエ・ボルカールトさん(36)。制作のきっかけは、大聖堂でルーベンスの絵を見上げ、涙を流す日本人の姿を見たことだったという。
物語では、画家を夢見る少年ネロが、放火のぬれぎぬを着せられて、村を追われ、吹雪の中をさまよった揚げ句、一度見たかったこの絵を目にする。そして誰を恨むこともなく、忠犬とともに天に召される。
原作は英国人作家ウィーダが1870年代に書いたが、欧州では、物語は「負け犬の死」(ボルカールトさん)としか映らず、評価されることはなかった。
米国では過去に5回映画化されているが、いずれもハッピーエンドに書き換えられた。悲しい結末の原作が、なぜ日本でのみ共感を集めたのかは、長く謎とされてきた。ボルカールトさんらは、3年をかけて謎の解明を試みた。資料発掘や、世界6か国での計100人を超えるインタビューで、浮かび上がったのは、日本人の心に潜む「滅びの美学」だった。
プロデューサーのアン・バンディーンデレンさん(36)は「日本人は、信義や友情のために敗北や挫折を受け入れることに、ある種の崇高さを見いだす。ネロの死に方は、まさに日本人の価値観を体現するもの」と結論づけた。
上映時間は1時間25分。使用言語は主にオランダ語で、日英の字幕付きDVDが今月からインターネットなどで販売されている。
(2007年12月25日9時5分 読売新聞)
へぇ〜!なるほどね。滅びの美学か。こういうことを検証する人がいるって面白いなぁ。なぜ日本でのみ共感って...。ここからは独断偏見邪推的になるけれど、滅ぶことすら美学となれば、もう恐いものなしではある。プライドが高いけど、実際には何もしないってことかな。あーそれ俺じゃん。俺の根っこにあるよそんなもんが。実際の美学はそんなんじゃない筈だけど、そういうところに入り込める余地があるっていうか。うーん。まぁでも日本人的にも半々なんじゃないだろうか。成長期に貧乏だったり環境に苦慮した人にはこういう美学がありがちなんじゃー。他の敗戦国ではどうなんだろうか。もっと乱暴に言うと、不幸を感動に変える力というか。ナルシズムかペシミズムか。いやもっと厄介な毒かもしれないけれど。でもまぁ欧米では、いわゆる感動巨編と滅びの美学の境界線はどこにあるんだろう。俺なんかスパイダーマン3で泣いちゃうくらいだからなー(笑)
2007年12月17日
プレミアのXPKとArtistシリーズ
以前プレミアのArtistシリーズが凄く気になったときがあって、それが今になってもくすぶっている。eBayでは時々見かけるのだが、あれのメイプルのやつ、いい音すんだよなー。きっと俺に似合うし(笑)プレミアはあまり縁の無いメーカーではあったのだけれど、スティールのスネアですごく良いのがあったことと、サブスネアが流行った頃に手に入れたXPKシリーズの10インチが実に勝手が良くて今でも使っている。そして最近XPKのミニキットを使用してみたのだが、これまた俺に似合うんだなぁ(笑)なんていうか、軽さと重さの比重が取れているというか、タッチのレスポンスにインテリジェンスがあるというか。ええい言葉にしても意味ないわい。誰か身近に使ってる人はおらんものか。とはいえ、やはり最近9000Rを見直したりしていて、今度のクロコではやっぱりドラムセット持っていってツインドラムでIwatamagoさんと遊びたいなぁとか。むひひ。