makito's voice

2008年06月12日
携帯

  • かつて携帯が普及し始めた頃「携帯なんていらねーよ、てか個人で持つには贅沢だし、そんなものが必要な世の中になるべきじゃないんじゃないのかな」なんて思っていた私。打ち合わせに向かう車の中で、渋滞で時間に間に合いそうもない...そんなとき「使います?」と出されたJ-Phoneの携帯。「えっ?使っていいの?
    でも通話料高いんでしょ?」「いや、そんな1〜2分だったらいいですよ」「え〜俺、携帯とかってなんかヤだなぁ。でもとにかく連絡しなくちゃ」とかいって相手先と通話して「ちょっと遅るかもしれません」と伝えた後の安堵感。遅刻は待たされる方もツライが待たせる方もツライというやつだろうか。とにかくその次の週に携帯を買っていた私なのであった。
  • Macintoshもそうだった。音楽のツールって言ったって。なにやらシャレていると言ったって。日本語も動かない。しかも50万。でもサンプラーのデータを画面でエディットできるのはこれしかない...。マウスで操作するコンピューター、グラフィクスも面白そうだし...。結局DTP(古いね)もDTM(これも古いね)もこれだけ世に広がって、GUIは家電にも使用されている。
  • これからのデジタルツールは、もっともっと形を変えて面白くなるんだろうな。子供の頃に思っていた便利なことがどんどんできるようになって、世界中のコミュニケーションが潤滑になったり、人間の生活をより自然でナチュラルでリラックスしたものにしていくと思いたい。個人的には田舎に引っ込んで山や川や海があるところで生活したいなんてことを最近殊更に強く思うけれども、そこに有機エネルギーによるツール的なものがあったら最高だな。そもそもテクノロジーにしろなんにしろ、便利になりたいと思って生み出されているわけであって、アレを使うとナニができないとか、コレが出てくるとアレがなんだとか、そんなことは企業の販売論理が利便性を狭めているわけであって、便利なツールが企業という資本からでないと生まれてはイケナイなんて話も無いはずだなぁ。