makito's voice

2008年12月07日
井沢先生

  • 拝啓、井沢先生。明日、何年も前に先生とご一緒した場所に行きます。冬の終わりを感じていたあの頃、先生は唐突にみんなの前から居なくなってしまいました。連絡を受けたその日は抜けるような青空でした。今でもハッキリ憶えています。きっとどこか見晴らしの良い高いところに行かれたのだろうと思っています。その後なんどかメッセージを与えてくれたことがありましたね。だから明日は行ってきます。2年に一度のあの日々がもう二度と来ないと思うと寂しいばかりです。しかし、明日はきっと見ていてくれるでしょう?さして多くの会話もしていなかったし、いろいろ言いたいこともあったのです。でも、本当に良くしていただきました。そして、人と人の間にいろいろな気持ちが生まれることをあんなに感じたことは、苦しくもありましたが人生の真実とも言えるものでした。感謝しています。なぜあんなに大勢の人達があんな風に動いていたのか、その理由をつかむことはできませんでした。あの頃と何も変わっていません。変わることもできませんでした。でも、その代わりあの頃の事を忘れてはいません。先生、皆を見守っていてください。あんなに大変な仕事をさせたのですから、それくらいお願いしてもいいでしょう? 明日が無事に終わるように。
  • なんてね。