makito's voice

2009年06月06日
違和感

  • 釈放のニュースの件。DNA鑑定が翻る。今回の精度は高いと言っても、また別の隙間があるかもしれない。なにを信じたらよいのか。False Memory syndromeだって存在する。謝れと言う。自白も状況証拠も覆されてはいないという発言もあると聞く。DNA判定は故意なのか?そこまでのことは無いだろう。ひとつ思うのは、やはりその当時の科学者である鑑定者の実力である。どの程度の実証能力があったのかを、なぜ科学的に鑑定結果に含めることができなかったのか。しかし、私たちの知らない情報もあることだろう。マスコミの報道は、この時点においても違和感を感じる。現実に嘘を突き通している人もいるだろう。そして、冤罪で死刑に至ったものもあるだろう。その罪の確定がDNA判定だったものもあるだろう。こんなアホみたいな日記に書く内容ではないほどに重すぎる事実だ。何を信じることもできないなかで、人間はなにかを判断して、なにかを決定していかなければいけない。その苦しみもまた存在する。しかし、やはり、知らない事実があるのだろう。当事者達の判断に委ね、結局は見守ることしかできないのかもしれない。