makito's voice

2009年08月15日
良い天気

  • 実によい天気です。64回目の終戦記念日。私は戦争を知りもしないが、しかし子供の頃に漂っていたあの感じは、今ではずいぶんと薄れてしまっている。戦争はあってはならない。自分を守る、生活を守る。それはある種の人権だが、そもそもそれも人間の希望だろう。世界全体の人間の生き方はどう発明されていくか。人間の知恵が集まる仕組みは出来てきている筈。
  • 飯を食いながらテレビの政治討論みたいな番組を見る。マニフェスト検証も大事だが、政策が国民という家畜を如何に飼うか、そのための農場の整備と餌と抗生物質の比率を決めている作業に似ていると感じる。そして、農業よりも工業の利を選んでいる日本は、国民を家畜ではなく、工業製品として見るようになっているのかもしれない。
  • それにしてもテレビがつまらない。知恵を感じない。良質なユーモアも感じない。人間の悲哀も感じない。ダメにしているのは経営サイドではないのか。結局公共事業と一緒だ。始めたから続けなければならない。数字をあげなければいけない、というのは誰が決めたのだ?戦争そのものを扱いにくいのは仕方ないだろうけれど、どれだけの人間の命がかかって今があるのか、そういうことを感じさせる日であっても良いのではないか。手を止め、足を止め、この晴れた空を見て、過去に思いを馳せて、未来に希望を持つ日にしたいものだ。