makito's voice

2009年12月31日
なにかの感触

  • 今夜はMOTIONでした。とりあえずこれで今年のライブは終わり。昨日今日はこのところ痛みのある左肘のためも含めて軽めのMapleのスティックを使用したが、お気に入りの18インチのライドとの相性も良かった。怪我の功名。
  • 私は何事も遅いタイプである。物事を憶えること、取りかかること、仕上げること、そもそも人間の成長も遅い。大器晩成という言葉があるが、もうとっくに晩年であって、もはや人生なんの望みも無い感じではある。しかしまぁ、不惑の40代とも言う。40にして惑わず。まー40代も半分を超えようとしている今なのであるが、今年は良い感触を持てた年であった。
  • 自分は自分の出した音がとても嫌いだ。録音された物などが鳴った瞬間、直感的に拒絶が体中に走る。しかしそれはなんとかしなくてはいけない。ということで、迷った道を引き返すようなことばかりしている。そして、だいぶ引き返すことが出来てきたように感じる。根本が違えば、その上にどれだけ手法やテクニックや音色が載ってもなんの達成感も無い。まぁつまらぬプライドなのだろう。もしくは完璧主義者的な弱さ。しかしそれが少し変わってきている。年をとって許せるようになったのか、迷路をとことん引き返して、正しい道に戻れたのか、それはわからん。
  • ま、とりあえず何かの感触が持てた年であったのだ。生きてるうちにそれを感じることができてよかったとも思う。そして来年はそれをもっと楽しもうと思う。