makito's voice

2010年03月08日
浅草

  • 今日は数カ月ぶりの散髪。イエース散髪。まぁそれなりでと行ったのだけれど、美容師さんが切りながら喋りながら段々テンションが上がっていって、その結果どんどん短髪に。イエース短髪。女の人が切ると大抵「なぜこんなに?」というほどに切られる。で、短い方がカッコイイのならばそれで良いのだが、帰ったら「トーチャン子供みたいだねぇ」と息子に言われた。でまぁ、散髪のあとコマキ、ドラムシティに行って◯木さんと山登り用ウインドブレーカー談義をする。店に入っていきなりカウンター越しにウェアの話で盛り上がったのだが、まぁ正◯さんの人生に関わる重要な案件なので思わず力が入り、どうもうまく伝わったかどうか...。その後スティックを少々調達。最近スティックの好みが大きく変わってきた。なんだろこれ。そして◯尾君とちゃんこ屋でランチ。西◯君とはまぁあれこれダラダラと話をしたが、フラットな感じになってまぁ普通に頑張ろうという気持ちになる。西尾◯の存在はなかなかに稀有である。彼が、雷門の近くの酒屋に獺祭があるよ、というので寄ってみようと思ったが「東京大空襲資料展」という看板が目に入る。浅草公会堂。
  • 東京大空襲。年表を見ると、自分が生まれる20年前のことである。実際に体験した方が話もしておられた。凄惨な現場の写真も多く老若男女がそれを眺めている。若い人が思いのほか多かったのはなにか良いことだと感じる。心が、波が収まり静まり返った水面のようになる。自分が生まれるたった20年。自分は成人してからもうとっくに20年経っている。この時間をどう見るか。昔だと思っていたものは、実はそれほど昔では無いのかもしれない。もし戦争がなければ20年前のことは、自分にどう伝えられていたのだろう。歴史の断絶、なんていう言葉を安直に使うべきではないけれど。自分たちは根を張らねばならないとも思うが、しかしそれは薄っぺらい容器の上に脱脂綿と養分を与えられた苗のようなものかもしれず。そこで精一杯生きるのはDNAに刻まれた本道かもしれないが、いやしかし自分で移動し、自分で自分に養分を与えるということができるのも人間だと感じる。
  • 酒を買うのは忘れてしまった。