makito's voice
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2010年12月13日
おわー

  • おわー!全然日記更新してないし!1日に19時間とか作業しっぱなしの日々から徐々に解放。しかしまだ終わってはいないし年末進行の渦が始まっている。いやぁ今年は結構シンドイなぁ。昨年までと違ってまた別の意味で鍛えられますわ。
  • 庭のある家ってのに住んでみたいなぁ。とはいえ本当に菜園とかあっても最初の1〜2年でほったらかしにしそうな自分...www

    収穫!

  • 2010年12月25日
    師走

  • 師走だ。もう25日になった。追われる感じから脱却。やることはまだまだあるが、ちょっと頭に隙間が出来てきた。さて体制立て直すか。山も全然行けてねぇし。
  • 2010年12月30日
    2010年はシンドかった!

  • 思えば2009年の12月25日に打ち合わせがスタートした「ドラムス&パーカッション図解辞典」から始まって「DTM打ち込みグルーヴ制作技法」、そして先日校了を迎え2011年1月発売予定の「一生使えるドラム基礎トレ本〜ドラマーのためのハノン〜」まで、2010年は丸一年、書籍の制作にかかわらせて頂いた。基礎トレ本は3月頃に打診を頂いたものの、DTM本を先に行うことになりスケジュールもいろいろ変更。今年度から仕事を多少整理させていただいていたので、その分の時間で制作にはじっくり当たれるだろうと思っていたが、どうにもそう簡単ではなかった。
  • 2007年の3月からドラムマガジンで始まった「フォトドラム/テクニック道場/フィール&ロジック」という連載があった。今でもあの時のことはすごくよく覚えていて、あの年の正月に「なんだか今年は文章を大事にすることになりそうだ」という予感を持ったこと、その後打診を受けた電話、B4の紙にコンセプトを書いたときの感触、緒方さんや中野君、木島君への連絡、村田さんとの打ち合わせなどなど...。それは実に大変だったが、なにかザワザワした面白さがあった。楽しくもあり苦しくもあり、しかし素晴らしい日々だった。開始当時、この連載は1年で終わらせないとパワー感落ちるだろうと思いつつも、いろいろあって3年。終わったのが今年の頭だった。
  • 困ったことに、終わってみるとなーんにも感じ無くなっていた。頑張ったのだけれど、いやしかし消費財つうことなのであろうか。月刊誌。疲弊しつつも贅も付き、熟してもいるが凝り固まってもいる。なにかこう先を感じる予感であるとか現状に対する反発も無い。これはヤバイなと思ったが、まぁ今年は少し違うことをしようと軽く考えていた。ドラムの練習もしたいことがいっぱいあるし、山登りも本格的にあちこち行きたかったし、と。だが、ボリュームを落とした連載の話や書籍など、一部は他の人に振る方向で進めたものの折り合いがつかず、結局引き受けた。というのも、フォトドラムやテクニック道場というのは監修という立場であったが、これも大変だった。周囲のみんなはもっと大変だったろうけれど、共通言語を探すのが大変だったこともある。もちろんうまく言ったときはパワーは掛け算で出てくるわけだが...。とはいえ特に若者2人は10年近くやってきたオッサンが考える「教則」というものについて理解出来るはずも無く、彼らの言動を見るに3年間やってもおそらく何も伝わらなかったと思われる(笑)まぁこうした他人のコントロールというものではなく、自分でじっくりやれるならばと思っていたわけだが、この時点で決断力や判断力、体力も低下していたのだろう。
  • そんな呆けてしまっていたその理由はもうひとつ、昨年は「赤本(もっとドラムがうまくなる7つの最強プログラム)」を村田さんと出すことが出来た。これはもう達成感みたいなものがありまくりだった。こんな風にいろいろな人との絡みの中でできたことが、もうこれで自分の役割終わりでいいというか、フィール&ロジックやってきた流れがここである種の満足感、終止感に達していたこともあるだろう。ある種お祭りが終わってしまったような感じ。
  • とはいえ、今年とりかかったものが良くないということではなく、とりかかったからにはという自負もあるけれど、どうにも睡眠不足のまま出掛けてしまった、というようなところがあった。そして周辺の変化。共に作業する人間が変わっているにも関わらず、頭の中では物事の進行を加速させて考えてしまう。おそらくこのギャップが大変だったのだろう。進まない。閃かない。そんな考えで頭が支配される。ひとつひとつ丁寧にやってみる。それは問題無い。しかし時間が足りない。口を開けば文句が出る。作業に取りかかれば力が入り過ぎる。なんだいオッサンまだ元気あるんじゃん、てな具合である。
  • いろいろなものが形を成してきているとも言えるのかもしれない。眼に見えないいろいろなことがひとつひとつ形になる。その分のスペースを予見していないから、実際にはあっという間に容量が足りなくなる。とにかく終わるまでひたすら。ある意味山登りである。頂上に着くまでは歩くしかない。下山も考える。しかしなかなかそうもいかない。ひとつひとつの事柄の手応えが強くなってきているので、やめるにやめられない。あぁ遭難するときってそういうものなのだろう。ある種のこだわりか。
  • とはいえ、今年ならではの出来事もたくさんあった。小出シンバルでハンマリングをさせていただいたり、演奏ではある種の変化があったり、山にはほとんど行けなかったが山関係の人達との交流はすごい勢いで広がったり、これからも楽しみなことが湧いてきたのも今年ではある。そして周囲の人達に多大なる助けを頂いてもいる。そうしてなんとか丸一年経った今、制作は終わって久しぶりにこうして日記など書いてみている。それにしても長かった。苦しかった。なにかの中毒症状から抜け出すための儀式のようでもあった。そして今、ようやく見えていなかった目が開かれて、少し先を感じるよう戻ることができたようにも思う。とにかく下山したのだ。次の山を考える、そんな風になっている自分がいる。
  • 今年の出来事の中で、日記にしたい事柄や写真もたくさんあるのだが、とりあえず残るは明日一日と、今年は終わってしまいそうである。書いてみたら「案外良い一年だったんじゃないか!」「ずいぶんグダグダ言いやがって」「オマエはもっと皆に感謝せい!」と自分に言いたくなった。そんな風に締めくくれそうなのだから、やはりこの日記は自分にとって大事なのだなと思う。関わっていただいた皆さんに感謝するばかりです。
  • 皆様、今年も大変お世話になりました!来年も人類が平和に向かい世界中の相互理解が進む活動的な社会になることを願って。良いお年をお迎えください!
  • P.S. 明日も日記書くつもりではありますけれど。