makito's voice

2011年07月25日
ザリガニは何処へ行った?

  • 浅草花やしきでザリガニ釣りっつうのをやっていて、我が家に1匹そいつがいる。飼っていてもかわいそうだから逃がしてやろうよと言っているが、脱皮するのを見るまで飼いたいとか、卵を生むまでとか言っている。で、脱皮はめでたく見ることができたのだが、卵...そもそもザリガニは卵なんだっけ?...は1匹じゃぁ無理だろうと。で、花やしきのタダ券をもらったとかで一緒に行って絶叫マシンなどにも乗って、また1匹持ち帰ってきた。ところがである。次の朝にコロッと死んでしまった。せっかくつがいになったのに、また1匹になってしまったのだ。やるせない。
  • 自分が子供の頃は、このあたりには田んぼやドブがたくさんあって、ザリガニはよく捕まえていた。また、越谷でバイトしていた頃には、近くの川や田んぼでたくさん見ていた。で、今日は昼過ぎから息子と一緒に元淵江公園に行ってみた。ここは釣りをしている人もたくさんいる。しかしどうにも気配が無い。おおっぴらに網ですくうのは憚られたが、タニシ的なものもいない。で、舎人公園に行ってみた。ここならいるだろう。と思ったが池周辺の水が少なくなっていたりで、どうもアクセスしやすいところで魚影ならぬザリガニの影を見つけられない。んでもって見沼代親水公園つうところに行った。ここはザリガニ釣りでよく知られたところで、行ってみるとガキンチョがいろいろ遊んでいる。これはきっと大丈夫だろうと思ったら、これまたちっとも見つからず。時期が悪かったんかな。
  • このあたり、駅から離れたようなところであっても今は砂山も無いし空き地も無い。自転車を呑気に走らせられる場所も無い。つまらないところだ。人間の肉体がひとつも発達しない場所だ。政治家や行政を行ってきた世代は、自分達は子供の頃にそんなものが遊び場だった、そんなものはもう飽き飽きだと言って「もっと良い街づくりを」と考えるのだろう。そんなものより道路が整備され建物が新しくなり店や病院が増えればと。しかし、なんにもいない。今年はなぜか蝉もほとんどいない。嬉しいことでもあるだろうけれど、害虫もいない。まぁよくわからん。なにが便利でなにが本質でなにが豊かかなんて。しかし他の生物に触れずに生きることが人間を豊かにするのか?ふん。俺にはわかんね。わかんねぇけど文句は言う。アメリカだって街づくりに加え自然公園の整備はもっと考えられている。山や川をぶち壊して街中に電線張り巡らせて、自転車も歩行者の歩きにくく住居と店舗が入り乱れる。どんだけ美的感覚無いんだよ日本人。そんなこと言っても何にもならないと思っていたこともあったが、もはや言うくらいしかできやしないしな。

    見沼代親水公園にて