makito's voice

2013年03月26日
バックパックで運んだもの

  • 諸事情により、オヤジの墓を移すことになった。いや別に自分は何もしておらぬ体たらくではあるのだが。富士山の麓、婆ちゃんや親戚も眠っている場所へ。天気予報はあまり良くなかったが、着いたら晴れ間が出て富士山も綺麗に見えた。多少忙しなくもあったかもしれないが、滞り無く終了し、晩餐も済ませて帰宅。

    金太郎桜というもの。

  • 今までお世話になった場所から骨壷を取り出し、2晩程家に置き、山登りのザックで背負って連れて行った。背負っていくなんてどういうことよと皆に笑われたが、意外な自分の心境の変化があった。悪くないものだな。そして、なにかこう根を感じる何かが自分に少し足された気がした。ここ数年の浮き足立った空回りにも近い焦燥が、諦念の錨で地べたに着いたようでもある。ま、一時的なものかもしれない。

    爺ちゃんと孫。

  • 法要というか、儀式というものはやはりそれなりに意味があるのだろう。もちろん意味が無いと考えていたわでは無いのだが。そして「居る」というものはやはりあって、それは「在る」ものだなと。

    晴れ間が見えた。

  • 山を見ながら、あれを越えれば以前一夜を過ごした沢があるのだなと思った。山を越えて参拝するのも悪くない。