makito's voice

2014年01月24日
フィール&ロジック続編つうか赤本2014

  • 本日のツイート。


    以前連載していたフィール&ロジックの続編というか赤本2014年版といいますか。あの頃から言葉に出来なかったことが、少し出そうだったのでつらつらと。備忘録。

    スティックがどうだ、ヘッドがどうだ、シェルだスタンドだマイクだ奏法だ練習だ気合いだ哲学だっつっても、バケツ叩いたって様になる奴はなるんだから。宣伝や商売に乗るのは自分の目的と合致したときにしときや!とたしなめられたことがあるアカウントはこちらです。皆様もお気をつけ遊ばせ。

    あ、ちなみに、目的と合致したときは、借金してでも検討するべきですよ。確実に自分への投資になります。特に良い楽器、良い仲間、良い場所、良い録音、良い教育wとか。優れた環境は自分を伸ばしてくれます。これは大事。だからこそ本物を見抜く目や耳、それを持つに至る知識や経験が肝要と。

    音の善し悪しを言うなら、レンタルなど活用してでもラディックとグレッチを本番や録音で使う経験は必須と考えるなぁ。あとはソナーやスリンガー。ドラムの歴史とも関係するところだから。誤解を恐れずに言えば、90年代以降の音の良さって便利さという面もある。いろいろ反論買いそうだけども...

    ま、ラーメン語るならあそこのラーメン食ってみてよ!って感じですw 知っといて損は無いと思うなぁ。自分もある意味遠回りした人間なので。下手な鉄砲はよほど数を撃たないと当たらないんですよね。そして順位争いではなく、良い楽器の意味がわかれば、すべての音は世界一なのだとも。

    決して今の楽器を否定するつもりは無いです。みんなの心の中にあるドラムの好きな音とかニュアンスとか叩いた時の気持ちよさとか楽しさとかシビアさとか自分も育っていく感じとかってのが、どんな楽器に一番近いのかってのは、全然型にはめて考えられないんですよね。

    なんでもいいんですって言ってる人が、実はすごく微細なニュアンスを出せる楽器を求めていたり、ギリギリのシビアさの中でパワーやガッツを出したいって人が万人向けな敷居の低い楽器を使うとか、そういうのって本当に楽器とお見合いして、できればやっぱり付き合ってみないとわからないというか。

    そうしていろいろ試すうちにドラム沼にハマって、結局は全部叩きたくなるんですけどねぇ〜。そういえば、昔ポンタさんに「ドラム教えてんだ!若いやつを悪い道に引き込んでるわけだな」って笑われたけど、まさにそうかもw みんなたくさん楽器を使おうw たくさん楽器に触れましょうw

    さきほど楽器についていろいろ書きましたが、なにやら結局振り出しに戻った感もありますw なぜこんなことを書くかというと、視点が変われば振り出しに戻っても見え方が変わるし行動も変わる、みたいなことではあります。そして楽器について思うことが少し言葉になるかなという無邪気な動機です。

    ここから少し連続でツイートさせていただきます。うざかったらすいません。でも、縁があってフォローしていただいているならば、一度くらいは読んでみてください。その上で、すでにこういう言葉を必要としない人はブロックなりお願いします。

    音楽は目覚めさせる力があると思うんです。

    メロディやハーモニーが持つ力、そしてリズムが持つ力。音を理解して奏法を身に付けて奏でるというのは、技術を知り技能を身に付けて音を生み出し、楽しんだり、分かち合ったり。そんな道のはずが、楽器だのテクニックだの物欲や名誉欲が邪魔をする。よくあることかなと思います。

    本質に向かうべきなのに、周辺のことに終始してしまう。何事もそういうことがありますね。ある意味ではこれもまた本質に辿り着くための必要な行程なのかもしれませんけれど。

    たとえばスポーツの本質は、機能性ウェアや設備や補助サプリにあるでしょうか。魅せるプロともなれば、プロテインも飲むでしょう。走るためには良いシューズも必要です。自分の靴がイマイチで、友人の靴が最新であればちょっと残念だったりもするかもしれません。

    しかしまず走らなければ、自分に合うシューズも自分に必要な靴の性能もわからないでしょう。本当に走っている人からは、すべて見えています。本当に走っている人なのか、走る前の靴選びで終わっている人なのか。なぜ靴はたくさんの種類があるのでしょうか。なぜ選ぶという行為が必要なのでしょうか。

    今、僕らの目の前にある物事は、なんらかの流れや意味合いによってそこに存在しています。たとえばお店においてある楽器は、CDは、楽譜や情報誌や教則本は、なぜそこにあるのでしょう。誰かがあなたに売りたいからです。何故売りたいのか。それは店によっても違うでしょう。

    世界には、見たこともないものがたくさんあります。音楽や芸術や芸能の源流がそこにある場合もあります。特にドラムは、どこでいつ生まれたのか。ロックはどこで生まれたのか。その前にはどんな音楽があったのか。

    目の前にあるもので完結する。それは悪いことでは無いと思います。自給自足。地産地消。自国や自分の地域の文化の発展。でも、自分が聴いてる音楽、自分の目に触れ耳に入ってきた音楽だけで、広いドラムの世界を理解することも、歴史も理解するのは難しいでしょう。

    なぜドラムがあって、なぜ今こういう演奏なのか。たとえば黒人が奴隷とされた歴史の中で、そこで生まれたリズムを私達は芸能娯楽として耳にしているし、ともすればすでに演奏しているかもしれません。音楽、そしてリズムを紐解くと、それは地球単位の出来事でもあります。

    地球単位で、そして日本で起きてきたこと、これから起きること。その中で生まれてきた音楽とこれからの音楽。スティックが速く振れない、リズムが崩れる、ペダルが重いだの軽いだの...個人にとっては一大事ですが、もっと大きな視点で見れば二の次ではないでしょうか。

    違う視点で見ることができれば、あなたが今持ってるドラムの疑問なんてあっという間に片付くのではないでしょうか。視点を変えることは、リズムや奏法の練習にはとても重要で、そういうことが演奏を支える部分もあります。新しい発想が新しい視点から生まれることもあるでしょう。

    僕らには音楽があってそれにチャレンジする自由がある。そんな大きなことを目の前にしているのに、友達の靴が最新だとか、そんなことはどうでもよくなってきます。そして大きな視点を持てば、僕らよりも才能も体力もあるのに、なんらかの理由で音楽すら楽しめない同世代だっているでしょう。

    政治や社会のことを言いたいわけではありません。音楽には目覚めさせる力があると思っています。剥き出しの欲望、剥き出しの感情、それが音楽になるには調和や拮抗というバランスや全体視野が要求されます。逆に、音楽によって人間同士のぶつかりや辛い状況に導かれてしまうこともあるでしょう。

    問題はなにかしら起きてしまうようです。悲劇的な出来事が起きることもあるでしょう。でもなにかしら原因がある。それは、僕らもまた歴史の流れを知らずに受け継いでいて、その中で身に付けてしまった自分の行動が、問題を起こしていることもあるかもしれません。

    私達が持っている価値観、知識、物の感じ方、優越、コンプレックス、生活習慣、夢や希望、不満や不平は、なぜ身についていて、それは本当に自分を育てているのでしょうか。

    知らず知らずに選択していたもの、自分にとって当たり前で自然な行動と思っていることが、実は自分自身の上達を阻んでいたり悪い結果を生んでいる場合もあるでしょう。時には人に害を与えているかもしれません。そして悩んで人に聞いても、実は自分の問題。

    それを自分の中に見つけた時こそ、自らの客観的な視点を持った知恵と力で、全体視野をもって正しい行動と習慣を選択しなおすべきだと思っています。私がリスペクトする人達は、ミュージシャンに限らずそういう選択と行動を実践していると感じています。自分は全然まだまだですけどw。

    音楽は、そしてリズムは、目を覚まさせる力があると思っています。いや、音楽に限らず、好きになったこと、夢中になってしまうもの、やらずにはいられないものはすべてそうだとも思います。そしてそれは、わかっている人ぶるためのものでもありません。

    あれ?と疑問が湧いたとき、うまく叩けないとき、手も足も出ないとき、どうするとリズムが成立するのか。どうしてあの人は力が抜けているのに大きな音が出るのか。どうしてあの人はこんな複雑で早いフレーズをサクッと叩けるのか...。それを邪魔しているものは自分の中にあるのか。

    蒙昧な悩みを払拭する視点や考え方。いつしかそれが常識として浸透すれば「どうしたら良くなるんだろう」「どうしたら楽しめるんだろう」っていう悩みはもっと違うものに昇華して、良い価値観とハッピーな演奏を生み出す力は増えるのではとも思います。現時点でそれがまったく無いとは言いませんが。

    世界的出来事である音楽に関わるのに、目の前にあるものだけで判断するのは、井の中の蛙かもしれません。全体から見れば当然といえることを知らずにいれば、スタート地点は後退します。それどころかルールも違って試合も楽しめないかもしれません。

    音楽だけじゃないと思います。人付き合いも、生活や仕事、家族や自分の人生のリズムが狂った時に、どうやったら立て直せるのか。どこに問題があるのか。答えや解決法はすぐには手に入らないかもしれませんが、少なくとも探求する自由はあり、その解決向けた行動と共に生きていくことはできる。

    そういう行動には、仲間が生まれることもあるでしょう。いや、そういう行動の裏側にある理念でつながった仲間というべきかもしれません。ちょっと大げさですけれどね。

    その行動は、その選択は、本当に僕らを豊かにしてくれるのか。音楽は心を豊かにしてくれます。音楽を聴いただけで元気が出るなんて素敵な不思議です。そんな音楽の本質を身に付けるとき、シューズやプロテインやジムの設備はどれくらいの問題なのでしょうか。

    視点を変えたアナタが成長を遂げ、気が付けば自分の最新モデルでない残念な靴は、自分の活躍を支えた名品と褒め称えられ、入手困難なビンテージ扱いになり、昔の視点のアナタのような若い人が羨望の眼差しでそれを眺める未来が来るのかもしれませんね。

    さて、ようやく振り出しに戻りました。終わり。これ、フィール&ロジックの続編つうか、赤本の2014年版みたいなものです。意味がわからない人はこれ読んでください。なんだよ結局ステマかよw http://www.amazon.co.jp/dp/4845617374/

    と、以上すべてツイートしたのでたぶん相当の迷惑でした。
    ふふふ。

  • これを、原稿として村田さんに投げる日が来て欲しかったなぁ...。