makito's voice

2017年05月21日
これから

  • パイロットが勝手に行先を変える飛行機のようなものだな。政治家や公務員が、運転操縦を忘れて主義に走り、右へ右へと向かっている。これから911のように何かに突っ込むのだろう。結局いつまで経っても特攻だ。天晴と叫ぶための生贄儀式。
    しかしそれは客が酒を飲み過ぎ、善良な悪気のない市民だと権利を盾に騒ぎ立て、着陸が気に入らなければごねればよいと、協力も監視も忘れた結果でもあるのだろう。パイロットはコミュニケーションベタな何代目かの形ばかりのエリートで、愚か者を冷笑しつつも孤独な冷徹に包まれ理解者がおらず、責任ばかり背負わされ憎悪を亡霊に操られる。小さな事故や犯罪と根は同じ。それを許してきた呑気な痴呆者が、全体を腐らせる。
  • すべてが、あらゆる偏った主義や世界の悪しき動きを浮き上がらせ、修正するためのプローブであることを願うが、日本の中の擁護論に、それらがひとつも見当たらないことは、それがどうにも絶望的なほどの楽観主義であることを浮き上がらせている。