makito's voice
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2020年05月03日
憲法記念日

  • 憲法記念日。自民党が若返り、世界の知恵を学ばない限り、憲法を変えることには賛成出来ない。年寄りの発想だから。
  • 憲法とルールをごちゃ混ぜにした、言いくるめのような説明ばかりだし、今となっては答弁も出来ない。
  • 仮想敵の問題ではなく、与党の能力の無さとして訝しがることになんの不思議も無い。
  • そしてなにより、もっと文化芸術を大事にする国であって欲しい。誰もが威張るために絵描いたり音楽演奏したりしてるわけじゃない。
  • 利権的な豊かさを一部に閉じ込めて、全体主義から外れる者を批判の対象になるように仕向け、人の怨恨を操る者、今の自民党こそ、日本の未来には不要。
  • 2020年05月03日
    Bスポット治療

  • 数年前から調べていた上咽頭炎の治療法、Bスポット治療を3回ほど受けた。結果から言うと、何十年も前にここを治療すべきだったと感じる。幼少の頃から蓄膿や鼻炎のような症状が当たり前の者にとっては、これは走るのが遅いとか、背が低いとか、顔が丸いだの四角いだのというキャラクターやハンデのようなものと思い込みやすいと思う。大学を卒業後、耳鼻科でガス噴霧式の点鼻薬をもらったとき、ビリビリとした刺激に驚いたが、その後は魔法のように鼻がスッキリした。そう。鼻炎という枠で考えていて、概ね乗り切っていた。普通にしながら鼻が詰まったり、鼻水がタラタラ出てくれなければ、それだけで御の字、みたいなところもあった。そして、世の中的には段々と花粉症アレルギーとか、温度差、黄砂などいろいろと認知されて、薬もあるので、まぁそこそこ悪い状態ではなくなっていた。そして自分は、ドラムを叩くと身体全体が温まるので、いつしか身体が冷えて出る症状は少なくなっていった。
  • 鼻炎の薬を飲むと、鼻は通る。実際、ここ何年も、鼻が詰まって苦しいという鼻炎症状はあまり出ていない。しかし、なんだか喉の奥に違和感がある。痰というほどでも無いものと、痛みというほどではないが、鼻から空気を吸うたびに感じるツーン、シーンとした刺激。黄砂のシーズンになると、顔がガビガビに乾燥し、喉が痛くなる。しかし過ぎれば収まる。このときの喉の痛みというものも、ちょっと喉を潤したりするといい感じに思えたりするもので、お茶やアイスコーヒーなどでごまかせる。夜になれば、ビールやレモンハイなどは最適だ。
  • 数年前から、春先の仕事が一段落した時に、2週間ほどヘバッてしまうことが増えた。大抵は大酒をくらったあとなので、そちらのやっちまった感ではあるが、その後の体調不良が長く後を引く。しかし仕事が始まれば、また忘れていく。さて、そうして今回、時間もあり、なんとしても体調を戻したい気持ちで、抗生剤からアレコレを試し、どうやらステロイド吸入か、ムコダインあたりのおかげで後鼻漏が強くなった感、そしてその後半夏厚朴湯でずいぶんと症状が変わったので、これはどうやら心因か自律神経であろうということで、Bスポット治療を改めて調べ、実のところ小学生の時に中耳炎を直した直近の耳鼻科に出向いた。
  • 状況を話し、可能性があるならBスポット治療をお願いしますと告げる。すぐにスコープでチェックし、咽頭の腫れた部分を綿棒でつつくと、後頭部にガーンと来る。ここに薬を塗りますよ、と。左の鼻の穴から、次に右。そして喉から。いやはや激痛であり、どう受け止めてよいか、どう気持ちを逃したら良いのか、まったくわからないし、嗚咽も出れば喉には水分も溢れ出て、盛大に咳き込む。おそらくはあっという間なのだろうけれど、涙目になり、先生の質問になんとか答えて、効いてるかどうかもわからぬネブラーゼをやって終わり。
  • Bスポット治療は病院が限られるが、ネット上にはいろいろな人が、経緯などを詳しく書いている。そこに書かれていることの中で言えば、まぁ定番的な状況であろうけれども、とにかく今まで気になっていた「喉の奥」と言うものが鼻の奥であり、そこに綿棒が到達すると、そこだ!という気持ちとともに、壮絶な痛みがやってくる。どうやらこの治療は、塩化亜鉛を塗ることよりも、炎症した部分を擦過することで、鬱血を擦り出し、そしてその痛みによって慢性化して正常に機能しなくなった迷走神経とやらを刺激で治すみたいなことが大事なようであり、血は出るし痛みはしばらく続き、自分の場合は帰宅してうずくまっているうちに寝落ちして、目が覚めると痛みは薄らいでいて、体調が実に良くなるという感じ。2回目は、初回よりも痛くないかと思いきや、擦過に本腰が入ったせいか心が折れるほどであり、3回目は少しお手柔らかにとお願いしつつも、やはり患部に到達すると壮絶な衝撃。しかし、やるほどに、体調は回復し、30代の頃を思い出すような、なにかこう意志力みたいなものが戻ってくる。
  • 上咽頭炎は、自律神経の乱れにもなるということで、そしてまたストレスが炎症を加速もさせる。一人になったときなど、どう考えても、鬱か、ともすれば攻撃性や発狂に近いような思考というものに支配もされる自覚もあったが、この治療後は、なぜか根拠のないポジティブさや冷静さが蘇る。自分の思考が進まない、昔から考えていることが、同じライン上で答えを導き出せない、その憤りが募る。諦念と諦観を繰り返すも、何も見いだせない。そんな状況から、多少、多少ではあるが、回復できそうであるというのが、今の気持ち。実際、すでに自分から出てくる言葉や、アイデアに今変化がある。実は、咽頭でなくとも、どこか思い切り傷をつけて痛みを感じさせれば、同じ効果があるのかもしれないが...(笑)
  • しばらくはこれを続け、またセルフでの治療も視野に入れるべきではあるが。コロナ後もまだ生きていかなければならないのだとしたら、どうにかこれでまた正気を取り戻すしかない。30年前の自分に、教えてやりたい。これが無ければ、もっと良い仕事も出来ていたかもしれない。そしてある意味では、実は30代は、この症状は一番無くなっていたのかもしれないな。なぜだろう。その考察もまた必要ではあろう。