2009.05.25筑波山輪行 つくばエクスプレス〜筑波山(ケーブルカー)

え〜クドイです。いつもクドイでしょうけど、自分でもウンザリするほどクドイです。写真35枚。従量制もしくはダイヤルアップで接続されている方は遠慮無く読み込み停止をしてやってください。いつにも増してただの日記です。小学生の夏休みの日記をちゃんとやらなかったことが今になって出てきたとしか思えません。


昨晩はずいぶん雨が降りました。雷も凄かった。しかし、明け方には止み、昼からは晴れるという予報。そんなわけで4時半頃に起きて外の様子をうかがってみたり。でも「今日はやめとけ」という声が聞こえたので、また寝ました。しかし朝飯を食い終わるとまだ曇ってはいるものの、じきに天気回復するのがわかるような天気。ムズムズ。そうだ、西東京は無理でも、筑波山なら...。ということで、登山靴やらを入れたザックと自転車をつくばエキスプレスに持ち込んで、つくばに行ってきました。輪行&山登り。まずは六町という駅まで走り、そこからつくばへ。車内はガラガラ。あぁラクチン。つくば駅からエッチラホッチラ走り、筑波山を目指します。天気も段々良くなってきていて気持ちいい。途中ちょっと道がわからなくなり、地元の方に道を聞くと「あぁこの道をとにかくどんどん行けば着くけどね、えぇと、かなり急だわよ」と言って私の顔と自転車を見る。「頑張りマース!ありがとう!」と言ってまた走る。田植えが終わった田んぼが心地いい。目の前に山が見えるようになってきてしばらくすると、なにやら坂道。あぁこれか...と思うが、ちょっとキツイ。ギヤを落としてもキツイ。しょうがないので押して歩く。しばらくすると、蕎麦屋の看板。ちょうど昼時、なんの迷いも無く店へ。おいおい、山登りはどうしたんだよ。

つくば駅周辺

木々が多くて気持ちいい

田んぼがいいっすね〜

畑作業をしている方もたくさん

そろそろ山の麓。このあと坂が始まる。


まぁ実のところ、出るのが遅めだったのと、今日の夕方は息子と風呂にはいると約束していて「そうやってとーちゃんまた帰って来れないかもしんないしな〜」なんて言われたので、今日は行けるとこまで行って、時間になったら引き返すつもりだった。なんつっても、田んぼの景色で結構満足しちゃっていたので、これで蕎麦食って帰ってもいいかも的な。蕎麦屋は「ゐ多(いだ)」という名前で、後で知ったが結構有名らしい。古民家を改造した感じで、酒でも吞まずにはいられないところだったが、倹約第一&一応まだ進むつもりもあって、なめこの冷たい蕎麦を注文。抹茶とお菓子が出てくる。うまい。ちゃんとしている。次に蕎麦粥。蕎麦の実と塩加減のバランスが良い。実に美味い。そして、大きな盆に乗って蕎麦が来る。50mmだったので、全体の写真が撮れない。うっく。なめこと蕎麦、胡麻豆腐、薬味。なんか豪勢な感じ。この胡麻豆腐がまた美味かった。なめこも味がしっかりしている。蕎麦はもの凄く太い。良く噛んでください、そうすると、米のように甘みが出てきます...とご主人が他の客に説明していた。多少切れ切れなのがアレだが、汁も少し甘みがあって、食べ応えがある。そば湯もどろりとしていて、これまた美味い。今度来たときは、帰りに寄って酒吞もうっと。そして、食い終わると元気が出て、また山へ向かって自転車を押しながら歩く。坂はどんどんキツクなる。こんなとこで生活したら大変だろうなと思うのだが、立派な家がたくさん建っている。そして、どの家も住みやすそうでなんだかとっても雰囲気が良い。道もよくわからなくなったり、階段になったりといろいろだったが、担いで登っているうちに、ようやく登山道入口のある筑波山神社が見えてきた。

こりゃちょっと入ってみたくなる風情

抹茶が美味しく、身体にもありがたい

奥のお座敷も良さそうです

蕎麦粥。うまい。

胡麻豆腐。うまい。

なめこ。味がしっかり。

蕎麦太い。噛み応えあり。

蕎麦湯もうまい。

だんだん坂がきつくなる。

どんだけ斜めなんだ。


かつて万葉集にも詠まれ「西の富士、東の筑波」と称されるだけあって、多くの人が訪れるのだろう。神社の手前にはみやげ物屋や駐車場がたくさんあり、そこに自転車を預ける。100円。筑波山神社はとても立派で、なかなかに由緒ある雰囲気に満ちている。お参りをして、登山道の方へ歩く。水を飲んでる人がいて、試してみたがうまい水だった。これが登山道か!結構急峻であると聞いていたが、なるほど、かなり首を上に上げないと山頂が見えない感じからも、この斜面がかなり急であることが感じられる。おいおい、ちょっとどこ行くんだよ。いや、ちょっとこっち側の階段をね...。って、登山道はこっちだろ...。あれ、なぜか線路が見えますね〜。そうです。もう時間がないのです。このオジさんはケーブルカーに乗りましたとさ。

筑波山神社。

雰囲気とても良いです

お参りして...。

お水をいただいて...

登山道の始まり

あれ?こっちの階段は...?

なぜ俺の目の前に線路が...

ケーブルカーはラクチンです


山頂までは8分。登山道はケーブルカーの線路とほぼ並んでいるらしいのですが、こらかなり急ですよ。違うルートもあるみたいではありますが、ケーブルカーで8分ですが、コースガイドには登り90分とありました。えぇえぇそうでしょう。山頂には店がズラリと並んでいます。お台場みたい。そして巨大な電波塔みたいなものがいくつもあります。凄いです。筑波山にはふたつの山頂があって、ケーブルカーで登るのは男体山。そこから歩いて15分くらいで女体山山頂。凄い名前です。女体山の山頂となれば、行かないわけにもいきません。一応登山靴履いて、本来の目的である足の具合を試しながら歩く。結果としては、膝も足首も良好。あれこれ試しながら1時間程度しか歩いてないが、前はすぐにヤヴァイ感じが出ていたので、少し状況は良くなった気がする。女体山の山頂に到着すると、デカイ岩の上で写真を撮っているオヤジさん達と、岩に寄りかかって話をしている女性がふたり。ヒョイッと岩に登ってみてビックリ。大きな岩がゴロゴロしているその向こう側には、一面山の下の景色が広がっている。うひゃあ、こんなに眺めがいいのか!すげぇ!と思いつつ、動こうと思うが、ある意味実に恐い。これ、足がすべったらオシマイだな...。それにしても50mmなのだ。全然その景色の様相がファイダーに入らない。写真で伝わらないのだけれども、とにかく急な山の上に、ボッコリ岩があるような状態。しばらく頑張って座って眺めていたが、ちょっと変な感じすらしてきたので退散。

男体山山頂から北方面。

女体山の山頂へゴー!

なにやら立派な。

伝わらないとは思いますが、目の前にウワッと下界が広がります。

この岩の向こう側は、ただ落ちるのみ...。ウヒー恐い。


ケーブルカーで降りると、神社には多くのお年寄り方が。階段をふうふういいながら歩いていらっしゃる。こりゃキツイだろうなぁ。大きな杉の木があったので、失礼して手で触れてみる。あぁ凄く力強い。頬をなすりつけたり。なにか伝わってくるようだ。そういえばケーブルカーは大正14年に運行開始とのこと。この杉はいったいどれだけの人達を見てきたのだろう。凄いなぁ。預けてあった自転車を取り、いざ下山。登ってきた坂道は、自転車で降りるにも急すぎる。ブレーキが壊れてもおかしくないくらい。結局下りも降りて押す。天気はますます良くなり、道や家々の様子が実に印象的だった。なぜかは知らないが郷愁の想いが満ちてくる。道端の用水路みたいなところには蟹がいたりして、宮崎の延岡を思い出した。古い家も多く、本当に良い雰囲気だ。坂が緩やかになると、自転車に乗ってガンガンスピードを出す。平地に戻り、来た道を戻りながら田んぼや山を楽しみながら走る。時間は結構タイトになってきている。下りも押して歩いたこと、写真を撮りまくっていたことで遅れているのだ。市街地に着くと、あとはひたすら漕ぐ。筑波大学の脇を通り、つくば駅へ。帰りのつくばエキスプレスもかなりすいていて、自転車を持ち込む立場としてはありがたかった。そうしてまた六町で降り、そこから家へ。普段息子と風呂に入る時間から少し遅れたが、ギリギリセーフ。家について服を脱ぎ、CW-Xを脱ぐと、太股がパンパンになり始めた。しかし、スグに風呂に入ったのが幸いした模様。じっくり温まった後に膝を水で冷やしたら、心地よい疲労感だけになってくれた。今日の日に感謝。

大きな杉。

とても素敵な表情をしています。

こんな景色にグッと来ちゃうのは、過去の記憶...?

いい雰囲気です。

虫も鳥もたくさんいました。

ひたすら市街地へ。

家に到着。お疲れさん!感謝感謝!


この日記書くのに2時間以上もかかっとる(笑)今日の失敗は50mmしか持って行かなかったこともあるが、しかしかなりの枚数を撮って使えるのが少ない。ピントも色も全然おかしい。うーん。カメラカメラ...。

(2009.05.25日記より転載)

( 2009/05/25 )