2009.06.07奥多摩 峰口〜鷹ノ巣山〜六ツ石山〜石尾根〜奥多摩駅

昨日は奥多摩に行ってきました〜。我が家から青梅線奥多摩駅までは3時間弱。そこからバスで峰口まで40分。5:11の始発に乗って登山口到着が8:30。うー遠い〜。奥多摩に行くならば、鴨沢バス停から七ツ石山へ登って鷹ノ巣山へ向かうコースを歩いてみたかったのですが、鴨沢行きのバスに乗るとすると奥多摩駅で45分待つことになるので、今回は鷹ノ巣山から六ツ石山を通って奥多摩駅まで下山。そういえば、始発の東武線ですでに同じ車両に登山靴を履いた人が10人くらいはいましたね。すごかばい。

奥多摩駅前西東京バス乗り場2番


このところ週末は雨が多かったものの良い具合に晴れてくれました。バスを降りると、山の匂いと渓流釣りのできる川の水の音が心地よく、林道から登山道へ入っていきながら、こりゃぁ暑くなるな〜とワクワク。バスが満員になるほどの登山客だっただけあって、あちこちで人とすれ違ったり追い抜かれたり追い抜いたりしながら。途中で、銀竜草が咲いてますよと教えていただいたり、わらびを採っている人達と話したりしながら。単独行ながら、どこかサークルや同好会で来ているようなノリもありました。

良い天気です

まるで夏

木々の葉っぱが気持ちいい

ギンリョウソウとかユウレイタケというのだそう


今回は、とにかく膝の具合と、登山靴を履いた際の足首やくるぶしの具合、そして3年落ちのニューカメラの感じを掴みたいと思っていました。どうやら明日は晴れるらしいとわかってから「なにかローカットのトレランシューズ的なものを用意しないと」と近くの靴流通センターへ。このところアチコチ登山用品店などでシューズは試しているものの、結構高いんですよねー。山に行くのに靴をケチるのはよくないといいつつも、もう登山用品店に行く時間も無し。で、たまたまアウトレットコーナーにあったナイキACGのシューズ4500円が、サイズもびったしで、ソールを見ると結構良い感じ。買ってからベロにトレランと書いてあるのに気がつき(遅すぎ)、ネットで調べてみるとトレラン仕様らしい。少し外履きしてみると良い感じ。つうことで、これでどこまで歩けるか。

一応トレイルランニングと書いてある

ソールも複雑ではないけれどそれなりに良さそう


膝についてはこのところまた不調で、最初の電車乗り換えで歩く時点で早くも痛みが。ストレッチはしたものの登り始めるとすぐに痛みが来たが、しばらくすると落ち着く。シューズは足にぴったりフィットする感じで、軽くてグリップも良い。林道など舗装面でも歩きやすいし、いわゆる自分が歩くような「登山道」であれば、ほとんど問題無いと思われる。もちろん雪や氷、森林限界以上の岩場などは別にして。というよりむしろこれは、私などは数多くの登山者の方々のおかげで出来上がった「登山公園」とも言うべき整備された場所で遊ばせてもらっているということなのだ。


問題はやはり下り。右足を前に出した時に曲がる左膝が痛む。CW-Xを履き、おまけにサポーターもしめる。ややかばうように歩けばあまり問題も無い。しかし昨日のコースはゆるやかな下りを長くとっていて、一般的なコースタイムでも4時間以上。次第に足の爪がキツくなってきた。そこで、登山靴に履き替えてみる。あぁやはり登山靴の堅さ、足首のホールド、ソールの安定感は重要だなぁと感じつつも、5分も歩くと左膝が痛くてたまらない。結局また履き替える。ドラムをやっているおかげで足首は割と使えるわりに、膝は悪いというのが自分なのだろう。ハイカットでは足首が封じられて膝に負担が来るのかもしれない。また、靴の重さによって膝が振られる力が強くなり、痛みが生まれるのかもしれない。まーこの辺は、足を前方にビヨ〜ンと放り出す歩き方に一番の問題がある。いわゆる山ヤの下り技術を練習しなくては。もしくは、トレランシューズの履き方を工夫して爪にストレスがかからないようように足首や甲をホールドする方法を探すか。登山をやっている人には、やはり登山靴をと言う人もあれば、運動靴で構わないという人もいる。いずれも、その人の歩き方の技術や筋肉の使い方などいろいろなのだろう。しかし、軽いシューズでの快適さもまた手放せない。時期が来たら、著名なトレランシューズも試してみたいなぁ。今回良かったことは、下山した後は膝の痛みはほとんどなくなって、階段もちっとも苦にならない。これはありがたい変化だ。


さて、鷹ノ巣山。頂上に着いた頃にはだいぶ雲も出てきはじめていて、飯を食って早々に下山開始。防火帯の景色を楽しみにしていたが、どうも時間が短縮出来るコースを選択してしまったせいか、ほとんど林の中だった。やっぱ七ツ石山から鷹ノ巣山までの尾根を歩くべきだったか。途中、あらゆる人に抜かされて行く中で、あぁもう少し早く歩けたらと疲れも出てきた時、木の根だらけのところで一瞬にして転倒。思わず出した腕と腰を強打。首から提げたカメラは無事。痛くてしばらく動けず。うわー俺の身体重てぇ〜。ひさしぶりの強力な打ち身。焦っている自分を反省し、またひたすらノンビリ下山。歩いて歩いて、林道に出てもまた登山道みたいになって、もう助けてくれ〜となったころにようやく駅に到着。そういえば、今回は始発に乗ったところから、乗り継ぎが詰まっていたため朝飯も半端、ウンコせずにあれよあれよと登っていたなぁと、帰りの電車の中でエビスをプシューとしながら反省。あぁそうそう、あとはザックに塩は入れておかないといかんなと思った。

そろそろ鷹ノ巣山山頂

なかなかの眺め

ドンキで買ったボトル入れ99円。

ワラビ

下山で出会った木


下山中「クタクタブログ」とか「クタクタ山行日記」とかそんな別ページを作ろうかと思ってみたり。山の本やサイトなんかを見るようになって、いろいろコースやグッズにも欲も出てくるのだが、まず自分はクタクタになれることが気に入っているのだろう。帰りの電車の中で、着替えたり風呂入ったりしたいなと思いつつも、そんなこともメンドクサイくらいにあぁ終わったよ〜という感じ。海や山でクタクタになるって、本当に気持ちがいい。

(2009.06.08日記より転載)

( 2009/06/07 )