「しかし私は、自分を最も力強く蘇らせ、私に新しい力を与えるものは毎も自然であることを感じている。」田部重治『山と渓谷』。まさに至言。
家族と仕事を3日間ほったらかして行ってきました北アルプス。朝日岳に一度行ってみたいと思ったのがきっかけでしたが、日程やコースの関係で栂池から上がって天狗原〜乗鞍岳〜白馬大池〜小蓮華山〜三国境〜白馬岳〜丸山〜杓子岳〜白馬鑓ヶ岳〜天狗平〜天狗ノ頭〜不帰ノ嶮(ふきのけん:不帰キレット)〜唐松岳〜八方山〜八方大池と歩いてきました。山好きな方ならば、よく知られたコースだと思います。いやぁ気持ちよかった〜!ほとんどは辛くて苦しく心配や不安をどこかに感じつつ、山の空気、太陽、水、風、土、岩、石、砂、木々、草花、広大な景色、行き交う人々、そして湧いてくる様々な想い、回想、葛藤、妄想、反省や感謝と対峙しながら歩く。こんな贅沢があるでしょうか。風呂にも入らず、日中は焼けるほどに暑く、朝方は寒いほどのツェルト泊とリゾートな旅の要素は一片もありませんが、山を歩き、山で眠ったものが見ることのできる景色、気配、そのすべての感慨は、多くの山好きの方々の語るところの入口に立たせてもらった感じです。さぁこのエネルギーを日々の活動に注ぎたいものだ!以下、写真ダラダラ連続になります。ちなみに、一部を除き、クリックで大きな画像(横長画像は1920pxまで拡大可)になります。間違ってもクリックしないように!
(2009.08.21日記より転載)