シェルター自作 その1

山に行って天気が良ければ、簡単な設営で眠りたい。昔インド旅行に行ったときに、建物の屋上で寝たことがある。何列も布団が敷いてあり、そこに寝っ転がって薄い毛布をかけて寝る。夜中に目が覚めると、目の前に満天の星空が広がる。気持ちよかったなぁ。Bivyというものがあって、言い方は悪いかもしんないがミイラでも入ってそうな形状な袋の中で寝るというスタイルもある。天候の条件が良ければではあるが、簡単だし夜空を眺めながら寝ることもできるだろう。そして起きて動き出すにも速いと思われる。多少の雨風ならばBivyにタープというスタイルも良いようだが、最悪の事態に備えて「閉じた環境」を残したい気持ちもある。んで、考えてみたのが三角錐のテントやらシェルター。ちょっとジグモの巣や細長い貝殻みたいな形なのでAtypus Shelterとしてみた。ミシンがあれば自分でも作れるのではないか。

まずは原型。ただの三角錐袋の形状。

扉を開けるとあんこうみたい。

前室をつけたもの。

直線のみ。

前室を開く。

中綴じ。ここがメッシュになるのも良いか。

全部開けると中から...。

天気が良ければオープンスタイルで。


天気が良ければ、大きなシュラフカバーなように使って芋虫みたいにゴロゴロ寝れば良いし、雨風があれば前室付きスタイルにもなる。ストックや細引きで設営し、風の抵抗も受けにくいのではないか。展開図をイラレで作ってみたが、前室抜きで全長250cm、幅100cm程度ならば、3m幅のタイベックで作れると思われ。ファスナーなどなるべく省くのも美しい。しかし縫製の技術や、耐久性やテンションのかかる場所をどう処理するか、換気の問題など素人なのでわからんこと多し。足元は途中でぶったぎってメッシュでも張るほうがよいかもしれない。

展開図1。前室の幕を上部でファスナーなどで止める必要あり。

展開図2。上の写真はこれ。前室幕は横で止めるし、閉じ幕もあるので、ファスナーなしでも雨ははいりにくそう。

設営方法。ストック2本で半自立、1本でツェルトみたいに。


あとは、そもそも三角錐の1ポールテントってのも簡単でいい。一応フロアあり。ま、芋虫みたいにそのまま寝ちゃうってのではないけれども。三角形を使うとデッドスペースが生まれやすいのだろうけれど、作るのは簡単ではないだろうか。

正三角形のシェルター。きっとどっかで売ってんだろうけど。

意外とかっちょいいかも。

開閉も簡単。

展開図。実にシンプル。

(2010.04.12日記より)

( 2010/04/12 )