makito's voice
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2023年12月03日
もっつぁん

  • オヤジが亡くなったあと、足立区から草加へ移った。その後自分もそこに行くようになったのだが、家の近くの獨協大学の学生であった多くの先輩方に、本当にいろいろと迷惑をかけ、そしてお世話になった。思い返すと、ADHDやら多動症やらコミュ障だのと言われてもおかしくなかった自分ではあるが、そんな中、常に冷静に、ある意味正直に、しかし必要なことを伝えてくれていたのが、もっつぁんだった。
  • 4畳半の下宿に、オープンのデッキとRhodesがあった。暇になると時々お邪魔して、いろいろ聴かせてもらった。自分が基板を作ってることを知ると、もっつぁんがバイトしていた開発系のところに紹介してくれて、CADで設計して、自前の試作品を作るようになり、それまでやっていたトラックでの配送のバイトの、朝4時起きから開放された。
  • パチンコで買ったとかで、まぁいけない遊びをおごってもらったり、結婚式には名古屋まで行ったが、ドデカイ会場のサイドのカーテンだかが上がると、名古屋城と満月がクッキリ、その日をおさえるのにいったいいくらかかったんだろうという、さすが名古屋っぷりだった。
  • Macintoshを扱うところでバイトしていた頃は、会社に入れたいからと一式注文してくれて、出張でセッティングしに来いと呼んでくれた。説明などいる人ではなかったが、ひと通りセットアップして、エッチな画像にフォトショでシャープネスをかけて「おおお〜!」と驚嘆した後、よし飲みに行くぞと、繁華街へ。あのとき食べたふぐの白子は本当にうまかった。夜の街を歩くと、あちこちから声が掛かる。ずいぶんと飲んで、ほとんど記憶も無いが、ご自宅で夜中になんどもトイレに行き、そして風呂が沸いているというので、入らせてもらって、完全なる二日酔いだったが、なんとか盛り返したのを覚えている。
  • それからずいぶんと長い時間が経ち、一度入院したと聞き、その後一度草加まで来てくれたことがあった。それが最後だったと思う。
  • わかばをいつも吸ってたなぁ。チックコリアを良く聴かせてくれた。もっつぁんは英語喋れるのかな。あっちでチックに「ちょっとコード教えてくれへん?」とか言ってるのではなかろうか。
  • もっつぁんありがとうございます。