2011.08.9〜12 雲ノ平<その3> 薬師沢小屋〜テンカラ釣り〜折立

☆今回の山行日記は横幅1980pxの画像をそのまま使用しているため、激重です。スマートフォンなどでは転送量多すぎで不便かと思いますので、パソコンでの閲覧をおすすめします。ご不便おかけします。なお、画像はすべてクリックすると別ウインドウで大きなものが開きます。


<8/11 薬師沢小屋〜太郎平小屋〜折立〜富山>


 翌朝はのんびり5時くらいに起きて飯を作った。あとは折立に下山するだけ、そして夜行バスで帰ろうと思っていた。折立15時頃のバスが最終だから、まぁ8時くらいに薬師沢小屋を出ればいいだろうと、せっかくここまで来たのでテンカラ竿を持って川を歩いてみた。とにかく水は綺麗だし、ゴミも無いし、写真を取りながら川を少しだけ上がっていく。水面を見ていると魚影が見えたので、テンカラ竿を出して仕掛けを付けてみる...。昨年の10月だかにテンカラ教室に行ったときからなんもしてなかったので、糸の結び方もわからんw まぁ適当に付けて竿を降ってみる。シーン。魚影が見えたところは流れの止まったような場所だったが、まぁしかけを作ったりでドタバタしたので場所を変え、岩の影からすっと投げてみる。毛鉤が水面を叩く、いやそんなうまいはずは無いので、ハリスが水面に触れたのだろうw 2〜3度降ったところで、魚がワッと数匹寄ってきた。そして懐かしい感触。チョンと来たところで穂先を上げたら、ググッとかかった。釣り上げて近くで見ると綺麗だった。釣ったのはこの1匹で満足だった。調理する準備も無いし、リリースして礼をして釣りはオシマイ。最高だなぁ!でもやっぱり釣るときは食べるつもりでないとイカンなと思った。

薬師沢小屋から紅木沢方面へ少し上がってみる


綺麗だなぁ。ウットリ。


テンカラ竿。


初めてのテンカラ釣果!綺麗だなぁ!

 薬師沢小屋を出て歩く。ここから太郎平小屋までの道も気持ちいいところが多かった。川にいるときから出始めていた雲が小雨になったが、まぁ順調にブツブツ言いながら歩く。そういえば持っている携帯カメラは防水だったと思いだし、途中の川で水面にぶっこんで撮影してみたが、あとで見たら岩魚が写っていた。山道を横切る小さな流れにも魚影が見えたし、本当にたくさんいるのだなぁと感心。歩くのは大変だが、だからこそこうして残っているのだろう。

雨の予報を確認しつつ折立へ。


やはり朝は気持ちがいい。でも雨が降ってきた。


シトシト降り始めてくる。しかし道は気持ちいい。


こんなところでキャンプしたいが、途端に汚れていくのだろうな。


雨は降ったり止んだり。


橋は3箇所くらいあったかな。


さきほどの橋から降りて川の中にカメラを入れて適当に撮影。右端に岩魚の顔がw

 外側は雨、内側は汗でビショビショになりながら太郎平小屋に到着。気持ちの良い道が多いのだけれど、距離が長い。あぁこの頭痛つうか首痛がなければなぁと思いながら、今回のパッキングの反省点を考えつつ歩く。太郎平小屋からは、有峰湖を見ながらなだらかな道を歩く。薬師沢小屋へ歩いている最中に思ったが、雲ノ平には折立側から行ったほうが、樹林帯を抜け展望が開け水晶岳が眼前に広がる...というドラマチックな展開かなと思ったが、こりゃ実際行くのは大変だ。今来た道をすべて反対に登っていくのだから...。やがて低山の山道の様相になり、また休坂が増えてくる。しかしどう考えても有峰湖はまだまだなはずだし、木々の隙間から道路もなにも見えてこない。それもそのはず道はまだまだ途中。今回足首グキリは一度もなかったが、なんどかズルリと滑った。荷物が重いから勢いつくし痛ぇ。そうしてようやく折立へ。バスの時間まではたっぷり時間があったので、脚を洗い荷物を整理していたら、快晴になってきた。なんだよ、雷雨かもとか崩れるとか言ってたけど、やっぱりあと2〜3泊すりゃよかったな。せっかくここまで来たのにセカセカ歩いちゃってもう下山。まったく失敗したな。

登り返しって嫌い。なんていうか嫌い。


なかなか幻想的です


いきなり小屋が見えてきた


太郎平小屋。雲ノ平方面へ行く人はみな雨具をしっかりつけていた。


なだらかにひたすら降りる。


登ってくる人が多い。この日100人くらい折立から上がっていったそうな。


左手に有峰湖を見ながら降りる。あの近くまで行くのか...ゲボゲボ


休憩するか...?いやしない....


展望が無くなり、ひやりとした風も無くなり山の匂いも強くなり無性に暑くなる


もう降りるのイヤ...


ちっとも下も見えない...


泣き言を言い飽きた頃に到着!


折立の登山口。コーラはいまいちうまく感じられなかった。なぜなのだ...


のんびりバスを待つ。この時間は嫌いではない。


有峰口へ到着。うぉ〜昭和の匂い。


iPhoneの電波はバッチリ入りました。


こんなところに田舎があったらなぁ。


富山電鉄。


美しい渓谷。山登らなくてもここでもいいじゃん...


その4番外編へ続く
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( 2011/08/19 )