makito's voice |
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餅は貧乏人に、肉は金持ちに焼かせろと聞いたことがある。 うちの息子はもれなく貧乏人の筈だが、まるで金持ちの焼き肉のように網の上でほおっておくので、もっとひっくり返せと親父にアレコレ言われながら焼いている。そうして雑煮になったとき、焼き方で変わる味について息子は自分で反芻しながら、毎年少しずつ焼き方に変化が見られるようでもあり、何も変わっていないようでもあり。ところで餅がカビてしまわないように冷蔵庫に入れるのは良いことなのだと思うのだが、紙に包んで外に置いてヒビが入って固くなった頃に焼いて出汁にいれると、硬いところと柔らかいところが混ざって、それがまた旨い。まるで琴平にあった宮武のうどんのようでもある。それがまた旨い。ヒビの入った餅を見て、あぁ硬くなっちまったなぁと途方に暮れる感じも、それはそれで慈しみがある。 雑煮は、出汁と餅に、柚子と三つ葉。見えないけれど、鰹節は良いものを。あれこれとおせちを食べて緩んだ口の中に、カズノコの歯応えと雑煮の熱い出汁が心地良い。 お正月。ありがたいなぁ。 【共感】 音楽を豊かなものと考える人 自分で生み出す人 心を豊かにしたいと考える人 音楽で人とつながる人 身体と心を自ら正そうとする人 地味でも力のある人 行動にユーモアと品のある人 美学と哲学を考える人 謙遜を知る人 演奏することと生きることが乖離していない人 音楽が自分を変えるものと考える人 自分の所業がすなわち自分を作ると考える人 【注意点】 狭い世界から出ること 自惚れないこと 歴史に目を向けずに自己の発想を唯一と思わぬこと ジャンルを知らずに多様性やオリジナリティを語らぬこと 目に見えるもの、自分の感覚だけで判断しないこと 物事の奥行きを深く見ること 自分と正反対なウラをオモテに感じられるようになること 感じ方ひとつで違和感が調和に転じる可能性を知ること バリアを張らないこと 個性を都合にすり替えないこと 自分が2人いたら喧嘩しない者同志であること |